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【金相場】8日のNY金相場は、米中貿易協議の行方に対する過度な警戒感が一服した事を受け、4営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1281.40ドル(-4.20ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。米中両国による閣僚級貿易協議を9-10両日に控えて、米通商代表部(USTR)は8日朝、中国からの輸入品2000億ドル相当に課している追加関税を10日午前0時1分に10%から25%へ引き上げると正式に通知。これに対し、中国商務省は「対抗措置を講じざるを得ない」と報復措置の構えを見せたことから、協議決裂への懸念が高まり、金相場は朝方には一時1292.80ドルまで上昇した。ただその後、サンダース米大統領報道官が「中国側からは取引を成立させたいという意思表示を受けている」と強調し、米中貿易協議があす9日に開かれることを明らかにしたことから、米株式相場が反転上昇。投資家らの過度のリスク回避姿勢が後退したため、前週末から安全資産として買われてきた金商品は売りに押される展開となった。 また、外国為替市場では昼ごろからドルが対ユーロで強含み、ドル建てで取引される金に割高感が生じたことも、金相場を押し下げる要因となり、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、マイナス圏に反転したNY相場を映して軟調地合いが継続。小売ベースでは1gあたり4,948円(-21円)と、値を下げ4営業日続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/09 4948円 (-21円)
05/08 4969円 (-16円)
05/07 4899円 (-10円)
04/26 4495円 (-19円)
04/25 5014円 (+29円)
04/24 4985円 (-10円)
04/23 4995円 (-16円)
04/22 5011円 (+10円)
04/19 5001円 (-2円)
04/18 5003円 (-11円)
直近10日間の金相場平均価格:4,991円/g
【パラジウム相場】8日のNYパラジウム相場は、引き続き米中貿易協議への先行き不安から売りが優り軟調に推移。中心限月の6月限は1トロイオンス1306.40ドル(-17.00ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。米中貿易協議への警戒感から、調整となった前日相場までの安値反動で、時間外取引きでは買い戻しが入り一時1332ドルまで上昇した。しかし、米中協議に対する懸念を受けて相場は次第に売り戻しに反転。米国株式相場では反発に転じるも反応は薄く、ドル高・ユーロ安に圧迫される中、パラジウムはこの日もマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売り地合いが継続したNY相場を映して軟調に推移。小売では1gあたり5,167円(-27円)と、金同様に4営業日続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/09 5167円 (-27円)
05/08 5194円 (-81円)
05/07 5275円 (-318円)
04/26 5594円 (-27円)
04/25 5621円 (+97円)
04/24 5524円 (+11円)
04/23 5513円 (-119円)
04/22 5632円 (-43円)
04/19 5675円 (+130円)
04/18 5545円 (+162円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,474円/g
12:45現在の金相場は1トロイオンス1284.65ドル、パラジウムは1317.05ドル、為替は1$109円94銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,948円(-21円)、パラジウム5,167円(-27円)、銀59.83円(-0.43円)、プラチナ3,404円(-29円)と国内貴金属は軟調となったNY相場を映して、総じてマイナス圏で推移。金は4営業日ぶりに反落したNY相場を受け、国内でも値を下げ4日続落。また、銀やパラジウムもそれぞれ値を下げ4日続落となったほか、プラチナは7営業日続落するなど軟調地合いが継続しました。
【8日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1281.40ドル(-4.20ドル)
銀:1486.20セント(-6.40セント)
パラジウム:1306.40ドル(-17.00ドル)
プラチナ:864.40ドル(-9.00ドル)
14:50現在の金相場は1トロイオンス1289.85ドル、パラジウムは1333.05ドル、為替は1$109円98銭前後の値動きで推移しております。
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