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【16日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1076.80ドル(+15.20ドル)
銀: 1424.80セント(+47.80セント)
パラジウム:571.95ドル(+5.00ドル)
プラチナ:876.00ドル(+20.20ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1067.20ドル、パラジウムは564.60ドル、為替は1$121円93銭前後の値動きで推移しております。
今夜は米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に政策金利が発表され利上げの有無を公表。その後、声明を公開した後、イエレンFRB議長が記者会見を行う予定となっており、内容によっては貴金属・為替相場共に大きく値動く場合が御座いますので、相場動向にご注視下さい。
【金相場】15日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表などを翌日に控え、全体的に様子見ムードが広がった事から小動きな展開となった。中心限月の2月限は1トロイオンス1061.60ドル(-1.80ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日から始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げが確実視される状況の中、FOMC声明の発表やイエレンFRB議長の記者会見を翌16日に控えて、様子見姿勢が相場全体に広がり方向感が出づらい展開となった。そんな中、この日発表された米の11月消費者物価指数が前年比上昇、12月NY連銀製造業景気指数もマイナス幅を大きく縮小したことで、金は次第に売りが優勢に推移。また、原油相場が上昇した事から、投資家らの過度なリスク回避姿勢が後退。米欧の株価が上昇するなど安全資産としての金は相場を圧迫されたほか、外為市場ではドル高が進んだ事に押され軟調に推移した。ただ、売り一巡後は、安値拾いや持ち高調整目的による買い戻し、原油高を眺めて下げ幅を縮小。ドル買いが一服する場面でも買いが入り前日終値近辺まで値を戻すも、FOMCの声明内容を見極めたいとした様子見の動きから上値を抑えられ、そのままマイナス圏で取引きを終えた。中心2月限の値動きは、高値1067.90ドル、安値1057.40ドル、終値1061.60ドル。
国内の金相場は、海外相場では小幅に値を下げたものの、為替が円安に振れた事を受けて反発。小売ベースでは1gあたり4,544円(+26円)と、7営業日ぶりにプラスに転じ上昇しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
12/16 4544円 (+26円)
12/15 4518円 (-34円) ※最安値
12/14 4552円 (-32円)
12/11 4584円 (±0円)
12/10 4584円 (-52円)
12/09 4636円 (-3円)
12/08 4639円 (-41円)
12/07 4680円 (+99円) ※最高値
12/04 4581円 (+25円)
12/03 4556円 (-59円)
直近10日間の金相場平均価格:4587円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウムは、欧州圏の自動車販売数の増加や、原油相場の上昇、米欧の株高が好感され3日続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス566.95ドル(+18.25ドル)と、直近高値を付けた4日相場(566.85ドル)を上抜いて、再び11月11日相場以来およそ5週間ぶりの高値となった。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移。また、欧州自動車メーカー協会から発表された11月の自動車販売数が堅調な伸びとなった事も相場の支援材料となった。このほか、外為市場では米の利上げを見込んだドル買いが進んだものの、原油相場が上昇した事から過度な警戒感が後退。米欧の株価が軒並み上昇した事も好感され上げ幅を拡大した。途中、ドル高の進行や、原油高が一服する場面では上値を抑えられる場面もあったが、発表された米の経済指標が概ね良好な内容となった事がプラスに働き、この日は大幅高で取引を終えた。中心3月限の値動きは、高値568.80ドル、安値545.25ドル、終値566.95ドル。
国内のパラジウムは、およそ5週間ぶりの高値を付けるなど大きく値を伸ばしたNY市場を映して大幅続伸。小売では1gあたり2,511円(+92円)と、直近高値を付けた7日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
12/16 2511円 (+92円)
12/15 2419円 (+22円)
12/14 2397円 (-11円)
12/11 2408円 (-38円)
12/10 2446円 (-16円)
12/09 2462円 (-27円)
12/08 2489円 (-27円)
12/07 2516円 (+92円) ※最高値
12/04 2424円 (+48円)
12/03 2376円 (-48円) ※最安値
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2445円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1065.35ドル、パラジウムは566.50ドル、為替は1$121円69銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,544円(+26円)、パラジウム2,511円(+92円)、銀61.45円(+0.65円)、プラチナ3,741円(+47円)と、国内貴金属は堅調に推移した海外相場や、円安要因から総じて値を上げ上昇。金はNY市場では小幅に値を下げたものの、国内では為替が円安に振れた事から上昇し反発。また、白金族のパラジウム・プラチナは上伸した海外相場や、円安進行が重なり大幅続伸。特にパラジウムは上げ幅を拡大し、直近高値を付けた先週7日相場ぶりの高値に値戻すなど再び一段高となりました。
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