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【7日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1075.20ドル(-8.90ドル)
銀:1433.20セント(-19.60セント)
パラジウム:555.45ドル(-11.40ドル)
プラチナ:863.20ドル(-17.40ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1084.85ドル、パラジウムは560.30ドル、為替は1$123円42銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】週末4日のNY金相場は、米雇用情勢の改善を受けて月内の利上げ観測が強まったにも関わらず買い戻しが殺到し大幅続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1084.10ドル(+22.90ドル)と、中心終値では11月11日相場(1084.90ドル)以来およそ3週間ぶりの高値を付けて取引を終了。朝方発表された米の11月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となったことを受けて、連邦準備理事会(FRB)の今月利上げは確実との見方かが強まった。もっとも、外国為替市場ではユーロなど主要通貨に対するドル買いが限定的となったため、ドルの代替資産とされる金は持ち高調整を目的とした買いが入ったほか、足元では米の利上げが近づいている事を背景に相場が水準を切り下げていたことも、目先の戻りを見込んだ買いを誘い急速に上げ幅を拡大した。また、市場では12月利上げを既に織り込んでいる感があり、利上げ開始後は緩やかなペースになるとの見方も上値追いの材料となり、この日はおよそ3週間ぶりの高値となった。中心2月限の値動きは、高値1088.30ドル、安値1057.20ドル、終値1084.10ドル。
今週5営業日の金相場は、引き続き米の早期利上げを意識された事から売り地合いが継続し2日にはおよそ5年10ヶ月ぶりの安値に沈むも、週末にかけて買い戻しが殺到し急上昇。ここ最近の安値水準から切り返し、先月11日相場(1084.90ドル)以来およそ3週間ぶりの高値に戻す展開となった。週末終値(1084.10ドル)では、前週末終値(27日相場1056.20ドル)に対して、1トロイオンス+27.90ドル(+2.5%)と、7週ぶりにプラスで越週。また、5営業日の平均相場は1065.58ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NY金相場 週間の値動き(11月30日~12月04日)
11/30 1065.30ドル (+9.10ドル)
12/01 1063.50ドル (-1.80ドル)
12/02 1053.80ドル (-9.70ドル)
12/03 1061.20ドル (+7.40ドル)
12/04 1084.10ドル (+22.90ドル)
※前週末27日相場比:1トロイオンス+27.90ドル(+2.5%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1065.58ドル
国内の金相場は、大幅高となった週末の海外相場や、円安要因から大きく上伸。小売ベースでは1gあたり4,680円(+99円)と、ここ最近の安値から急速に切り返し、11月17日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
12/07 4680円 (+99円) ※最高値
12/04 4581円 (+25円)
12/03 4556円 (-59円) ※最安値
12/02 4615円 (+4円)
12/01 4611円 (+46円)
11/30 4565円 (-56円)
11/27 4621円 (±0円)
11/26 4621円 (-1円)
11/25 4622円 (+11円)
11/24 4611円 (-55円)
直近10日間の金相場平均価格:4608円/g
【パラジウム相場】週末4日のNYパラジウム相場は、米の雇用統計を背景にドル高となったにも関わらず、他貴金属の急騰や、米の株価上昇、ここ最近の下落に対する反動買いから大幅続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス566.85ドル(+30.05ドル)と、大きく値を伸ばし、11月11日相場以来およそ3週間ぶりの高値に戻して取引を終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。一方、買い一服後は、日本や中国などアジア圏の株価が軒並み値を下げた事を受けてやや売り戻されたほか、ドル高に相場を圧迫され前日終値を挟む小動きな展開となった。その後、この日発表された米の11月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となったことを受けて、連邦準備理事会(FRB)の今月利上げは確実との見方から、外為市場ではドルが上昇。ドル建てのパラジウムは割高感から相場を圧迫され、いったんは売りが強まった。しかし、ドル買いが限定的だったことや、ここ最近の下落に対する安値拾い、金をはじめ他貴金属が急騰したのを眺めた追随買いにより相場は急上昇。上げ幅を一気に拡大し一時570ドル超まで上昇する場面もあった。途中、目先の利益を確定する売りや、週末を前にした持ち高整理売り、原油安を背景にやや上げ幅を縮小するも、米の株価上昇が支援材料となり、そのまま高値を維持して取引を終えた。中心3月限の値動きは、高値574.0ドル、安値535.80ドル、566.85ドル。
今週5営業日のパラジウムは、値を上げた日が2日(3日・4日)、下げた日が3日(30日・1日・2日)と、週初めから半ばにかけ一段と売りが進んだ後、週末にかけ買い戻され4日にはおよそ3週間ぶりの高値まで値戻す展開となった。週末終値(4日相場:566.85ドル)では、前週末27日終値(550.65ドル)に対して1トロイオンス+16.20ドル(+2.8%)と、プラスに転じて越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス542.37ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(11月30日~12月4日)》
11/30 543.20ドル (-7.45ドル)
12/01 539.20ドル (-4.00ドル)
12/02 525.80ドル (-13.40ドル)
12/03 536.80ドル (+11.00ドル)
12/04 566.85ドル (+30.05ドル)
※前週末20日終値比:1トロイオンス+16.20ドル(+2.8%)
5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス542.37ドル
国内のパラジウム相場は、大幅高となった週末のNY市場に加え、為替が円安に振れたことから大きく上昇。小売では1gあたり2,516円(+92円)と、ここ最近では最大の上げ幅を示し、11月12日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
12/07 2516円 (+92円) ※最高値
12/04 2424円 (+48円)
12/03 2376円 (-48円) ※最安値
12/02 2424円 (-27円)
12/01 2451円 (+11円)
11/30 2440円 (-49円)
11/27 2489円 (-5円)
11/26 2494円 (+81円)
11/25 2413円 (-17円)
11/24 2430円 (-16円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2446円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1085.90ドル、パラジウムは565.45ドル、為替は1$123円29銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,680円(+99円)、パラジウム2,516円(+92円)、銀65.23円(+1.95円)、プラチナ3,866円(+133円)と、国内貴金属は大幅高となった週末のNY市場を映して総じて一段高へ。金はここ最近では最大の上げ幅を示し、11月17日相場以来およそ3週間ぶりの高値となったほか、銀はおよそ1ヶ月ぶり(11月10日相場来)の高値に値戻しました、また、白金族もそれぞれ上げ幅を拡大し続伸。パラジウム・プラチナ共に11月12日相場来(およそ1ヶ月ぶり)の高値となるなど、最近の安値圏から切り返す展開となりました。
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