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本日の地金は小売ベースで金5,385円(+74円)、パラジウム6,064円(+114円)、銀60.58円(+0.32円)、プラチナ3,214円(+54円)と、国内貴金属は軒並み値を上げ堅調に推移。金は米国の利下げ観測の高まりからNY相場が一段高に振れた事を映し、国内でも上げ幅を拡大し3日続伸。2015年1月23日(5,298円)に記録した過去最高値を抜いて、史上最高値を更新したほか、銀も値を伸ばし6月25日相場ぶりの高値に回復。また、パラジウムは史上最高値を記録するなどNY相場が一段高となった事を受け、国内でも大幅高となり直近高値を更新。3月26日相場以来およそ3ヵ月半ぶりの高値を付け、価格水準を切り上げる展開となりました。
【10日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1412.50ドル(+12.00ドル)
銀:1522.60セント(+7.90セント)
パラジウム:1588.10ドル(+48.20ドル)
プラチナ:830.00ドル(+14.90ドル)
【金相場】9日のNY金相場は、売りが先行するも安値拾いから下げ渋り小幅高で取引きを終了。中心限月の8月限は1トロイオンス1400.50ドル(+0.50ドル)と、小反発して取引きを終了。この日は、外国為替市場でドル買いが進んだ事を受け、時間外取引では売りが先行し安寄りした。一方で、相場下落が続いた反動で持ち高調整の買いが入るとプラス圏に反転。また、米国とイランの関係悪化を警戒する動きも買い材料となった。ただその後は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を10-11日に控え様子見ムードも強く、午後は方向感が出にくい展開となった。
国内の金相場は、NY相場の上昇や円安要因から買われ続伸。小売ベースでは1gあたり5,311円(+12円)と、プラス圏で推移し上昇しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
07/10 5311円 (+12円)
07/09 5299円 (+9円)
07/08 5290円 (-37円)
07/05 5327円 (-7円)
07/04 5334円 (-32円)
07/03 5366円 (+125円)
07/02 5241円 (-20円)
07/01 5261円 (-53円)
06/28 5314円 (+14円)
06/27 5300円 (+2円)
10日間の金相場平均価格:5,304円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、このところの高値更新に対する反動から利確売りに押され3営業日続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1539.90ドル(-18.30ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日は外国為替市場でドル高が進んだ事を受けて、時間外取引より売りが先行した。また、株式相場が軟調となったほか、先週3日には歴代高値を抜いて、史上最高値を更新するなど一段高で推移していた事から利益確定売りも出やすく、この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映して3営業日ぶりに反落。小売では1gあたり5,950円(-22円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/10 5,950円 (-22円)
07/09 5,972円 (±0円)
07/08 5,972円 (+38円)
07/05 5,934円 (-27円)
07/04 5,961円 (+38円)
07/03 5,923円 (+21円)
07/02 5,902円 (+27円)
07/01 5,875円 (-54円)
06/28 5,929円 (+135円)
06/27 5,794円 (+27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,921円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1397.85ドル、パラジウムは1548.20ドル、為替は1$108円90銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金5,311円(+12円)、パラジウム5,950円(-22円)、銀60.26円(+0.54円)、プラチナ3,160円(-5円)と、国内貴金属はまちまちの展開に。金はNY相場が横ばいながら小幅高に振れたことや円安要因から、国内でもプラス圏で推移し続伸。また、銀も値を上げ続伸した一方、パラジウム・プラチナはマイナス圏で推移し、パラジウムは3営業日ぶりに反落し高値記録から後退し、プラチナも小反落しマイナス圏に沈下しました。
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