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【金相場】5日のNY金相場は、売り買いが交錯する中、引き続きドル高に相場を圧迫され小幅続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1268.60ドル(-1.10ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら売りが優り、4日続落して取引きを終了。この日の金相場は、大きく値を下げた前日相場への安値反動から、序盤は買い戻しが先行し上昇した。ただ、その後に発表された米経済指標(8月の製造業受注・9月ISM非製造業景況指数)が良好な内容だったことを受けて、為替市場ではドル買いが進行。ドル建てで取引される金に割高感が生じ、次第に売り優勢に反転した。ただ、相場下落が続いた後で短期的な戻りを見込んだ買いも入り、その後は小動きな展開となった。
国内の金相場は、海外相場では小幅安に振れたものの、円安の進行からプラスに転じ上昇。小売ベースでは1gあたり4,615円(+33円)と、前日の大幅安からやや戻し、本日はプラス圏での推移となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/06 4615円 (+33円)
10/05 4582円 (-100円)
10/04 4682円 (+6円)
10/03 4676円 (-4円)
09/30 4680円 (-7円)
09/29 4687円 (+12円)
09/28 4675円 (-24円)
09/27 4699円 (-30円)
09/26 4729円 (+1円)
09/23 4728円 (+35円)
直近10日間の金相場平均価格:4,675円/g
【パラジウム相場】5日のNYパラジウム相場は、引き続き年内利上げ観測の台頭や、ドル高に相場を圧迫され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス675.60ドル(-23.95ドル)と、3営業日続落し、およそ3週間ぶり(先月16日相場来)の安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日までの安値反動から、序盤は買い戻しが先行し小高く推移した。ただその後、米商務省が発表した8月の製造業受注が市場予想を上回ったほか、9月のISM非製造業景況指数が前月値・市場予想を共に上回るなど良好な内容となった事から、為替市場ではドル買いが進行し相場の圧迫要因となった。また、このところのタカ派的な米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言や、堅調な経済指標を受けて年内利上げへの警戒感が強まった事も意識され、この日も売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、引き続き海外相場が軟調地合いとなった事を映して続落。小売では1gあたり2,559円(-33円)と、3日値を下げ、およそ1週間ぶり(先週28日相場)の安値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/06 2559円 (-33円)
10/05 2592円 (-21円)
10/04 2613円 (-33円)
10/03 2646円 (+38円)
09/30 2608円 (-6円)
09/29 2613円 (+70円)
09/28 2543円 (+22円)
09/27 2521円 (-33円)
09/26 2554円 (+22円)
09/23 2532円 (+21円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,578円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1268.90ドル、パラジウムは679.65ドル、為替は1$103円43銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,615円(+33円)、パラジウム2,559円(-33円)、銀66.63円(+0.21円)、プラチナ3,646円(+10円)と、国内貴金属はパラジウムを除いて反発。金はNY相場では小動きながら売りが継続したものの、為替が円安に振れた事からプラスに転じ上昇。また、銀やプラチナも同様に値を上げ3営業日ぶりに反発した一方、パラジウムは3営業日続落し、およそ1週間ぶり(先週29日相場)の安値に値戻しました。
【5日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1268.60ドル(-1.10ドル)
銀:1769.50セント(-7.00セント)
パラジウム:675.60ドル(-23.95ドル)
プラチナ:976.60ドル(-13.90ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1275.85ドル、パラジウムは698.60ドル、為替は1$102円89銭前後の値動きで推移しております。
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