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【金相場】11日のNY金相場は、良好な内容となった米の経済指標を受けたドル高に相場を圧迫され反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1180.40ドル(-6.20ドル)と、4営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、前日までの上昇した利益を確定する売りが出た事で、序盤より売りが先行。また、発表された米の5月小売売上高が、事前予想をやや上回り良好な内容となった事から、外為市場では発表直後にドル・ユーロ相場が一時上下に振れ、これにつれて金相場も下はこの日の安値1174.80ドルまで売られた一方、直後に1184ドル超まで戻すなど乱高下する場面があった。しかし、売り優勢の地合いに変わりはなく、売り買いが交錯した後は1180ドル近辺の小動きで推移。株式相場の上昇や、原油安を眺めた売りに押された事もあって、この日は4営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終えた。
国内の金相場は海外相場では軟調に推移したものの、為替が円安に振れた事を映して小反発。小売ベースでは1gあたり5,115円(+5円)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を上げプラスに転じました。
《今週5営業日の金相場価格推移(小売)》
06/12 5115円 (+5円)
06/11 5110円 (-22円) ※最安値
06/10 5132円 (+8円)
06/09 5124円 (-23円)
06/08 5147円 (+17円) ※最高値
今週5日間の金相場平均価格:5125.6円/g
【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ反落。中心限月の9月限は1トロイオンス742.85ドルと、前日比0.65ドル安で取引きを終了。この日のパラジウム相場は全体的に薄商いとなった中、序盤は中国の鉱工業生産が前月比・市場予想をやや上回った事を好感され小高く推移した。その後、発表された米の経済指標(5月小売売上高)が、良好な内容となった事を受けて外為市場ではドルがユーロに対して上昇。統計発表直後は、一時ドル・ユーロ相場が上下に振れた事から、ドル安の場面では割安感から買われたものの、その後ドルが戻す場面では売りに転じ相場は軟調に推移した。ただ、米の自動車販売台数の増加観測や、株式相場の上昇が支援材料となり大きな下げには繋がらず、終値はほぼ横ばい圏の小幅安となった。
国内のパラジウムは為替が円安に振れた事から反発。小売ベースでは1gあたり3,315円(+21円)と、4営業日ぶりにプラスに転じ最近の弱地合いから持ち直しました。
《今週5営業日のパラジウム相場価格推移(小売)》
06/12 3315円 (+21円)
06/11 3294円 (-27円) ※最安値
06/10 3321円 (-27円)
06/09 3348円 (-49円)
06/08 3397円 (+22円) ※最高値
今週5日間のパラジウム相場平均価格:3,335円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:00現在の金相場は1トロイオンス1183.60ドル、パラジウムは745.45ドル、為替は1$123円47銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は買取ベースで金5,115円(+5円)、パラジウム3,315円(+21円)、銀71.92円(+0.32円)、プラチナ4,848円(-10円)と、国内貴金属は為替が円安に振れた事を受けてプラチナを除いて堅調に推移。金は小幅ながらプラスに転じ、銀も4営業日ぶりにプラス圏へ。また本日はパラジウムも値を上げ4営業日ぶりに反発。一方、プラチナは軟調に推移し2日続落となりました。
【11日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1180.40ドル(-6.20ドル)
銀:1596.00セント(+0.10セント)
パラジウム:742.85ドル(-0.65ドル)
プラチナ:1105.20ドル(-10.00ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1182.45ドル、パラジウムは741.60ドル、為替は1$123円67銭前後の値動きで推移しております。
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