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本日の地金は小売ベースで金5,039円(-49円)、パラジウム3,316円(-37円)、銀71.06円(-0.97円)、プラチナ4,894円(-95円)と、国内貴金属は週明けの海外相場や、為替が円高に振れた事を映して総じて反落。金・銀は共に値を下げマイナスに転じ、パラジウム・プラチナは3営業日ぶりに反落。パラジウムは前日におよそ4週間ぶり(先月19日相場来)の高値を付けるなど価格水準を切り上げていたが上昇が一服。プラチナは大きく値を下げ、3日相場以来およそ2週間ぶりの価格水準へ値戻しました。
【13日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1199.30ドル(-5.30ドル)
銀:1629.10セント(-9.10セント)
パラジウム:771.40ドル(-4.65ドル)
プラチナ:1153.90ドル(-16.70ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1198.85ドル、パラジウムは782.45ドル、為替は1$120円83銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】週末10日のNY金相場は最近の弱地合いを受けた反動買いから反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1204.60ドル(+11.00ドル)と、4営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、序盤はほぼ横ばい圏での推移となったが、下落基調が続いた最近の安値反動から、短期的な戻りを見込んだ買いが入りプラス圏に浮上。また、節目の1200ドルを上抜けたことでショートカバー的な買いが急速に強まったとの見方や、金価格連動型の上場投信(ETF)の直近残高が2月以来の高水準となった事も手伝って、この日は米欧の株式相場が上昇したほか、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが優勢となったにも関わらず、金は上げ幅を拡大し一時1210ドル超まで上昇した。その後は、ドル高の進行に相場を抑えられた事や、週末を前にした持ち高調整売りが出た事からやや上げ幅を縮小するも、節目の1200ドルを維持して取引きを終えた。
今週5営業日の金相場は、値を上げた日が2日(6日・10日相場)、値を下げた日が3日(7日・8日・9日相場)と、売り買いまちまち。連休明けの6日は、3日に発表された米の3月雇用統計内容が大幅に悪化した事を背景に急反発。その後は9日相場まで調整売りや、ドルの巻き戻しに相場を圧迫され3日連続安と軟調に推移。週末となったこの日は安値拾いや、ショートカバーによる買いに支えられ4営業日ぶりに買いが優勢となった。週末終値(1204.60ドル)では、前週2日終値(1200.90ドル)に対して、1トロイオンス+3.70ドル(+0.3%)となり、4週連続プラスで越週。4週の上げ幅は+52.20ドル(+4.4%)。また、5営業日(4月6日~4月10日) の金平均価格は1トロイオンス1204.90ドルとなり、週間5営業日の値動きは以下の通り。
《NY金相場 先週の値動き(4月6日~4月10日)
04/06 1218.60ドル (+17.70ドル)
04/07 1210.60ドル (-8.00ドル)
04/08 1203.10ドル (-7.50ドル)
04/09 1193.60ドル (-9.50ドル)
04/10 1204.6ドル (+11.00ドル)
※前週2日相場比:1トロイオンス+3.70ドル(+0.3%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1204.90ドル
国内の金相場は先週末の海外相場高を映して反発。小売ベースでは1gあたり5,088円(+39円)と、前2営業日の下げ幅をほぼ値戻し3営業日ぶりにプラスに転じました。
《直近10営業日の金相場価格推移(小売)》
04/13 5088円 (+39円)
04/10 5049円 (-10円)
04/09 5059円 (-33円)
04/08 5092円 (+10円) ※最高値
04/07 5082円 (+6円)
04/06 5076円 (+35円)
04/03 5041円 (-2円)
04/02 5043円 (+63円)
04/01 4980円 (-9円) ※最安値
03/31 4989円 (-10円)
直近10日間の金相場平均価格:5,050円/g
【パラジウム相場】週末10日のNYパラジウム相場は続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス776.05ドル(+13.65ドル)と2営業日続伸し、先月20日相場以来(3週間ぶり)の高値で取引きを終了。この日は外為市場ではドル高が進行したにも関わらず、貴金属市場は総じて買いが優勢となり堅調に推移した。序盤のパラジウムは、ドル高を背景に前日終値をやや下回り小安く推移。一方その後は、原油相場が上伸した事や、米欧の株価上昇を受けて、徐々に下げ幅縮小しプラス圏に浮上。また、上昇している金をはじめ他貴金属の値動きを眺めて、パラジウムも上げ幅を拡大し一時780ドル圏内まで上伸する場面もあった。途中、週末を前にした持ち高調整からやや上げ幅を縮小したものの、買い優勢の流れは変わらず中心終値では3週間ぶりの高値に戻してこの日の取引きを終えた。
週間5営業日のパラジウムは、8日を除いて全日プラス圏で推移するなど買いが優勢で推移。週末終値(776.05ドル)では、前週2日終値(746.30ドル)に対して1トロイオンス+29.75ドル(+3.8%)と、2週連続プラスで越週。(2週の上げ幅は+35.05ドルと、率では+4.5%)。5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス766.39ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(4月6日~4月10日)》
04/06 768.80ドル (+22.50ドル)
04/07 769.00ドル (+0.20ドル)
04/08 755.70ドル (-13.30ドル)
04/09 762.40ドル (+6.70ドル)
04/10 776.05ドル (+13.65ドル)
※前週末比:1トロイオンス+29.75ドル(+3.8%)
5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス766.39ドル
国内のパラジウムは、先週末の海外相場が堅調に推移した事を映して続伸。小売では1gあたり3,353円(+54円)と、大幅に値を伸ばし月初来高値を更新。先月19日相場以来およそ4週間ぶりの高値を付け一段高となりました。
《直近10営業日のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/13 3353円 (+54円) ※最高値
04/10 3299円 (+32円)
04/09 3267円 (-48円)
04/08 3315円 (+27円) ※最高値
04/07 3288円 (+32円)
04/06 3256円 (+38円)
04/03 3218円 (+5円)
04/02 3213円 (+44円)
04/01 3169円 (+5円)
03/31 3164円 (-6円) ※最安値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,254円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1206.55ドル、パラジウムは775.90ドル、為替は1$120円36銭前後の値動きで推移しております。
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