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本日の地金は小売ベースで金4,849円(+22円)、パラジウム2,295円(-5円)、銀63.39円(+0.75円)、プラチナ3,907円(+39円)と、国内貴金属は海外相場の値動きを映して、パラジウムを除いて上昇。金・銀・プラチナは前日の下げに対する反動から買われプラスに転じた一方で、パラジウムは小幅ながら値を下げ本日唯一のマイナス推移となっております。
【31日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1235.60ドル(+7.00ドル)
銀:1546.40セント(+25.30セント)
パラジウム:564.00ドル(-2.35ドル)
プラチナ:977.50ドル(+11.30ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1235.15ドル、パラジウムは572.80ドル、為替は1$112円32銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】30日のNY金相場は、上昇した前日相場への利益確定売りが出たほか、株高など投資家のリスク志向が強まった事で、相対的に金は相場を圧迫され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1228.60ドル(-8.90ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。前日は利上げに慎重な考えを改めて示したイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けて金は買いが進んだが、この日は大方利益確定売りが出た事で序盤より小安く推移。また、利上げを急がないとしたイエレン議長の発言を受けて世界的にリスク投資意欲が回復。中国や欧州の株価が軒並み上昇し、続いて米国株も堅調に推移する中、金は相対的に相場を圧迫され売りが優勢となった。このほか、軟調だったドルが下げ止まったことも重しとなったほか、週末1日に米労働省が発表する雇用統計を意識した様子見の広がりもあって、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、マイナスに転じた海外相場や為替要因から反落。小売ベースでは1gあたり4,827円(-60円)と、前日までの上伸が一服し、3営業日ぶりに値を下げました。
《3月の金相場価格推移(小売)》
03/31 4827円 (-60円)
03/30 4887円 (+34円)
03/29 4853円 (+45円)
03/28 4808円 (-19円) 安値
03/25 4827円 (+3円)
03/24 4824円 (-85円)
03/23 4909円 (+16円)
03/22 4893円 (-16円)
03/18 4909円 (-75円)
03/17 4984円 (+97円)
03/16 4887円 (-38円)
03/15 4925円 (-71円)
03/14 4996円 (-31円)
03/11 5027円 (+51円) 高値
03/10 4976円 (+4円)
03/09 4972円 (-52円)
03/08 5024円 (+2円)
03/07 5022円 (+11円)
03/04 5011円 (+75円)
03/03 4936円 (+29円)
03/02 4907円 (+18円)
03/01 4889円 (+22円)
3月の金相場平均価格:4,837円/g
【パラジウム相場】30日のNYパラジウム相場は、原油高や株高など外部市場では強気の流れとなったものの、軟調に推移した他貴金属につられたほか、前日相場への利益確定売りに押され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス566.30ドル(-6.85ドル)とマイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、FRBイエレン議長の講演発言をきっかけに、買いが進んだ前日相場の流れを引き継ぎ序盤は堅調に推移した。しかし、その後は軟調に推移している金やプラチナなど他貴金属の値動きを眺めてパラジウムも売りに転じたほか、外為市場ではドル安が一巡した事で相場を圧迫され売りに反転した。一方、原油相場の切り返しや、中国に続いて欧米でも株高となるなど、投資家心理がリスク選好に傾斜した事から売り一巡後はやや下げを縮小するも、前日相場への利益確定売りが出た事が重しとなり、結局この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、売り優勢に反転したNY相場を映して軟調に推移。小売では1gあたり2,300円(-49円)と、マイナスに転じ、8日相場ぶりの安値に値を戻す展開となりました。
《3月のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/31 2300円 (-49円)
03/30 2349円 (+17円)
03/29 2332円 (-22円)
03/28 2354円 (±0円)
03/25 2354円 (-27円)
03/24 2381円 (-70円)
03/23 2451円 (+16円) 高値
03/22 2435円 (+54円)
03/18 2381円 (+5円)
03/17 2376円 (+49円)
03/16 2327円 (-11円)
03/15 2176円 (-16円)
03/14 2354円 (+11円)
03/11 2343円 (+27円)
03/10 2316円 (+32円)
03/09 2284円 (-81円)
03/08 2365円 (+60円)
03/07 2305円 (+81円)
03/04 2224円 (+86円)
03/03 2138円 (+5円)
03/02 2133円 (+103円)
03/01 2030円 (+5円) 安値
3月のパラジウム相場平均価格:2312円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:40現在の金相場は1トロイオンス1229.60ドル、パラジウムは567.85ドル、為替は1$112円29銭前後の値動きで推移しております。
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