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毎日の地金や貴金属などの相場動向、世界情勢やマーケット市況などをご紹介。

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2016年04月08日国内金相場は小幅に値を上げ反発↑一方、パラジウムは調整地合いが継続し軟調に推移↓

【金相場】7日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で利上げへの慎重姿勢が示された事への安心感や、原油安・米国株価が下落したことでリスク回避姿勢が強まり反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1237.50ドル(+13.70ドル)とプラスに転じ、1週間ぶりの大幅上昇となった。6日に公開された議事要旨では、世界的な景気減速を背景に、追加利上げは慎重に行うべきだとの意見でFOMCメンバーが一致したことが明らかになるなど、ハト派的な内容となった事が金相場の支えとなり、序盤より堅調となった。また、中国や欧州の株安に加え、原油安を嫌気して米国株価も寄り付きから下落するなど、投資家心理が悪化したことで、安全資産としての買いが入り上げ幅を拡大。このほか、外為市場では、円買い・ドル売りが加速し、およそ1年5カ月ぶりの円高水準に達していることも金相場を押し上げる要因となり、この日は1週間ぶりの上げ幅となった。

国内の金相場は、買い戻されたNY相場を映してプラスに転じるも、為替が円高に傾斜した事から上げ幅は小幅に留まり小反発。小売ベースでは1gあたり4,725円(+7円)と、ほぼ横ばい圏ながら、本日の貴金属相場では唯一のプラス推移となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

04/08   4725円 (+7円)

04/07   4718円 (-55円)

04/06   4773円 (+28円)

04/05   4745円 (-36円)

04/04   4781円 (-68円)

04/01   4849円 (+22円)

03/31   4827円 (-60円)

03/30   4887円 (+34円)

03/29   4853円 (+45円)

03/28   4808円 (-19円)

直近10日間の金相場平均価格:4,797円/g


【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、ドル安や、他貴金属の上昇を受けて買いが入った一方で、世界経済への先行き不安や、原油安・株安が重しとなり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス533.80ドル(-4.15ドル)と、年初来では最長の7営業日続落し、前日相場同様に先月2日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値を継続して取引きを終了。なお、この日の貴金属市場では唯一のマイナス推移となり、パラジウムは引き続き調整地合いの展開となった。この日のパラジウムは、6日に公表されたFOMC議事要旨が大方の予想通りハト派的な内容となった事や、外為市場ではドルが主要通貨に対して軟調に推移した事による割安感、他貴金属の上昇を好感して序盤は小高く推移した。しかし、世界経済への先行き不安の強まりや、原油安、欧米株価が下落するなど、投資家心理が悪化する中、次第にパラジウムも上げ幅を消化し売り優勢に反転。その後も、売り買いが交錯し他貴金属の堅調が下値を支えたものの、下げ幅を拡大した米国株価が重しとなり、パラジウムはこの日も売りが優勢となった。

国内のパラジウムは、引き続き弱地合いとなった海外相場や、円高の進行を受けて軟調に推移。小売では1gあたり2,138円(-32円)と、前日同様に先月3日相場以来およそ1ヵ月ぶりの安値を継続するなど、現在調整地合いで推移しております。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

04/08   2138円 (-32円)

04/07   2170円 (-27円)

04/06   2197円 (-22円)

04/05   2219円 (-59円)

04/04   2278円 (-17円)

04/01   2295円 (-5円)

03/31   2300円 (-49円)

03/30   2349円 (+17円)

03/29   2332円 (-22円)

03/28   2354円 (±0円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2263円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:40現在の金相場は1トロイオンス1238.60ドル、パラジウムは541.90ドル、為替は1$108円71銭前後の値動きで推移しております。

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2016年04月08日本日の地金価格-金・パラジウム・銀・プラチナ相場

本日の地金は小売ベースで金4,725円(+7円)、パラジウム2,138円(-32円)、銀60.48円(-0.21円)、プラチナ3,714円(-5円)と、国内貴金属は海外相場ではパラジウムを除いて買いが強まったものの、円高要因に圧迫され金を除いて軟調に推移。金は逃避目的からNY相場が1週間ぶりの上げ幅となるなど堅調となった事から、国内でも小高く推移し反発。一方、銀・プラチナは為替が円高・ドル安に傾斜した事から、国内相場では軟調に推移。また、パラジウムは海外・国内でも調整地合いが継続し年初来では最長の7営業日続落。前日同様におよそ1ヶ月ぶり(先月3日相場:2,138円と同額)の安値継続となりました。

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2016年04月08日7日 海外貴金属相場

【7日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)

金:1237.50ドル(+13.70ドル)

銀:1515.80セント(+10.40セント)

パラジウム:533.80ドル(-4.15ドル)

プラチナ:954.70ドル(+10.00ドル)

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2016年04月07日海外相場安や、円高要因から国内貴金属は総じて軟調に推移↓

【金相場】6日のNY金相場は、FOMC議事要旨発表を控えた様子見が広がる中、利益確定売りや、原油高・株高に押され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1223.80ドル(-5.80ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。前日は逃避目的から買われていた事から、この日は利益確定売りが進み軟調となった。中国の3月財新サービス業PMIが上振れで改善したことや、原油の反発を受けて、投資家心理が改善。欧州に続いて、下落スタートした米国でも株価が上昇した事が重しとなり、金を手放す動きにつながった。一方、売り一巡後は、取引終了後に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)3月会合の議事要旨の発表を控え、ハト派的な内容になるとの見方から、金の買い戻しが一時強まり下げ幅を縮小。ドル安の流れも金相場の支援材料となったが、その後も米国株価が堅調となった事に上値を抑えられ、結局マイナス圏で取引きを終えた。引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、多数が追加利上げに慎重な姿勢を示していることが確認された。
3月15─16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、4月に利上げが必要になるかどうか討議されたものの、世界的な景気減速に伴うリスクが出ていることで慎重なアプローチが必要との見方で意見が一致していたことが、議事要旨で明らかになった。FOMCは昨年12月の時点で、2016年に4回の利上げがあると示唆していたが、3月のFOMC後に公表された金利見通しでは、参加者は今年2回の利上げを見込んでいることが示唆され、その時期は定まっていない。議事要旨によると、多くの参加者が、金利は依然とても低く、外的ショックに対応するための中銀の手段は限られていると指摘。「高まる世界経済のリスクと、それに金融政策で対応する余地が各国で異なっていることを踏まえると、慎重姿勢が正当化されると多くの参加者が述べた」とした。

国内の金相場は、利益確定売りに押されたNY相場や、円高要因から、軟調に推移し反落。小売ベースでは1gあたり4,718円(-55円)と値を下げ、マイナスに転じる展開となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

04/07   4718円 (-55円)

04/06   4773円 (+28円)

04/05   4745円 (-36円)

04/04   4781円 (-68円)

04/01   4849円 (+22円)

03/31   4827円 (-60円)

03/30   4887円 (+34円)

03/29   4853円 (+45円)

03/28   4808円 (-19円) 

03/25   4827円 (+3円)

直近10日間の金相場平均価格:4,807円/g


【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、原油高や株高が支えとなり買いが入った一方で、軟調地合いとなった金相場や、依然として世界経済への下振れリスクが意識され売りが優勢となった。この日のパラジウムは、売りが継続した前日相場への安値感から序盤は小高く推移した。また、在庫減少を背景に原油相場が大きく上昇した事から、投資家心理がやや回復。欧州株高に続き、米国株価もじわじわと上昇に転じた事を受けて、パラジウムも一時556ドル超まで上げ幅を拡大した。ただ、その後は金をはじめ、他貴金属の軟調につられパラジウムも売りに反転。一部で利益確定売りが出たほか、この日発表されたドイツの2月鉱工業生産が冴えない内容となるなど、依然として世界経済の成長鈍化が意識された事も圧迫材料となり、マイナス圏に沈下した。途中、取引終了後に予定されているFOMC(3月会合)の議事要旨の発表を控え、大方の予想通りハト派的な内容になるとの見方からドル売りが出た事で、下値を支えられた。中心6月限の値動きは、高値556.95ドル、安値537.00ドル、終値537.95ドルと、中心終値では3月2日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値となった。

国内のパラジウムは引き続き弱地合いとなった海外相場安や、円高進行を受けて続落。小売では1gあたり2,170円(-27円)と、直近では最長(1月5日相場-13日相場:6日続落)の6営業日続落し、昨日同様に先月3日相場以来およそ1ヵ月ぶりの安値継続となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

04/07   2170円 (-27円)

04/06   2197円 (-22円)

04/05   2219円 (-59円)

04/04   2278円 (-17円)

04/01   2295円 (-5円)

03/31   2300円 (-49円)

03/30   2349円 (+17円)

03/29   2332円 (-22円)

03/28   2354円 (±0円)

03/25   2354円 (-27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2285円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1227.05ドル、パラジウムは542.60ドル、為替は1$109円27銭前後の値動きで推移しております。

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