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【金相場】15日のNY金相場は、投資家のリスク選好意欲の高まりを受け反落。中心限月12月限は1トロイオンス1483.50ドル(-14.10ドル)と、マイナス圏に転じて取り引きを終了。米国企業の決算発表シーズンが始まる中、一部金融大手の堅調な業績を受けて市場のリスク投資意欲が改善。米国株価が上げ幅を拡大する半面、安全資産としての金需要は縮小したほか、利益確定売りやドル高が圧迫材料となった。ただ、米中貿易協議をめぐっては、米国が「第1段階の合意」(トランプ米大統領)と成果を強調したのに対し、中国は詳細について一段の協議を持つことを望んでいるとの報が流れ、進展への期待感が一服。このため、売り一巡後は下げ渋る展開となった。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映して反落。小売ベースでは1gあたり5,733円(-12円)と、前日の上げ幅を戻し、マイナス圏に転じました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
10/16 5733円 (-12円)
10/15 5745円 (+14円)
10/11 5731円 (-30円)
10/10 5761円 (+29円)
10/09 5732円 (+39円)
10/08 5693円 (-39円)
10/07 5732円 (-7円)
10/04 5739円 (+13円)
10/03 5726円 (+42円)
10/02 5684円 (+4円)
10日間の金相場平均価格:5,728円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりから買い地合いが継続し上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1696.60ドル(+9.60ドル)と、前日相場同様に史上最高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となり一段高となった前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引きより買いが先行した。また、決算発表シーズンを迎え、15日の米株式市場で主要株式指数が大きく上昇し、投資家のリスク選好意欲が向上。パラジウムも上げ幅を拡大し、相場は一時1700ドルを突破し1706.20ドルまで急伸した。その後、一部で利確売りが出た事や、ドル高に上値を抑えられるも、買い優勢地合いを維持し、この日も高値記録を更新して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、連日で一代高値を更新するなど価格水準を切り上げたNY相場高を映して急伸。小売では1gあたり6,792円(+115円)と、連日で史上最高値を更新する展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/16 6792円 (+115円)
10/15 6677円 (+83円)
10/11 6594円 (+110円)
10/10 6484円 (+16円)
10/09 6468円 (+33円)
10/08 6435円 (+33円)
10/07 6402円 (+17円)
10/04 6385円 (-138円)
10/03 6358円 (+88円)
10/02 6270円 (-99円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,520円/g
12:50現在の金相場は1トロイオンス1488.90ドル、パラジウムは1705.10ドル、為替は1$108円66銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金5,733円(-12円)、パラジウム6,792円(+115円)、銀69.74円(-0.77円)、プラチナ3,512円(-9円)と、国内貴金属はパラジウムを除いてマイナス圏へ。金は売り優勢に反転したNY相場を映して、国内でも値を下げ反落したほか、銀もマイナス圏に転じ反落。また、プラチナも小安く推移し続落した一方、パラジウムはNYが一代高値を更新するなど価格水準を切り上げた事から、国内でも7連騰するなど上げ幅を拡大。連日で歴代高値を上抜いて、史上最高値を更新しました。
【15日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1438.50ドル(-14.10ドル)
銀:1738.40セント(-32.60セント)
パラジウム:1696.60ドル(+9.60ドル)
プラチナ:889.20ドル(-10.20ドル)
本日の地金は小売ベースで金5,745円(+14円)、パラジウム6,677円(+83円)、銀70.51円(+0.99円)、プラチナ3,521円(-5円)と、国内貴金属はプラチナを除いて上昇。金は買い優勢に転じたNY相場を映して、国内でもプラス圏に転じ反発したほか、銀も値を上げ反発。また、パラジウムは6連騰と堅調地合いを維持し上げ幅を拡大。前営業日に続き歴代高値を上抜いて、史上最高値を記録するなど価格水準を切り上げる展開となりました。
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