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【24日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1221.60ドル(-2.40ドル)
銀:1519.90セント(-7.30セント)
パラジウム:572.65ドル(-10.45ドル)
プラチナ:952.40ドル(-8.40ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1217.40ドル、パラジウムは579.05ドル、為替は1$112円90銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】23日のNY金相場は、前日のベルギー連続爆弾テロを受けたリスク回避目的の買いがひとまず一服したほか、外為市場ではドルがユーロに対して上昇した事による割高感が相場を圧迫し反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1224.00ドル(-24.60ドル)とマイナスに転じ、先月26日相場以来ほぼ1ヶ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、ベルギー連続テロに絡んだ安全志向の買いに一巡感がみられるなか、ここ最近の上昇に伴う利益確定売りが進み序盤より軟調に推移した。また、FRB当局者らによる利上げ見通しについてのタカ派的な発言を受けて、外為市場ではドル買いが進んだことから相対的に金は相場を圧迫され下げ幅を拡大した。途中、需給の緩みから原油相場が値を下げた事を背景に、米国株価も軟調に推移した事から、金に一部資金が流入する場面もあったが、25日からの3連休を前に、持ち高調整売りが出た事が重しとなり、この日は終始売りが優勢の展開となった。
国内の金相場は、調整安となった海外相場を映して大幅反落。買取ベースでは1gあたり4,738円(-86円)と、マイナスに転じ、先月末25日相場ぶりの安値となりました。
《3月現在の金相場価格推移(買取)》
03/24 4738円 (-86円) ※最安値
03/23 4824円 (+16円)
03/22 4808円 (-16円)
03/18 4824円 (-74円)
03/17 4898円 (+97円)
03/16 4801円 (-39円)
03/15 4840円 (-70円)
03/14 4910円 (-31円)
03/11 4941円 (+50円) ※最高値
03/10 4891円 (+5円)
03/09 4886円 (-52円)
03/08 4938円 (+2円)
03/07 4936円 (+11円)
03/04 4925円 (+74円)
03/03 4851円 (+29円)
03/02 4822円 (+19円)
03/01 4803円 (+21円)
3月現在までの金相場平均価格:4,861円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、前日までの上昇に対する利益確定売りが出たほか、ドル高や、原油安、米国株安に加え、3連休を控えた持ち高調整売りが重しとなり反落。中心限月の6月限は1トロイオンス583.10ドル(-22.50ドル)と、3営業日ぶりに値を下げ、中心終値ではおよそ1週間ぶり(先週16日相場)の安値に戻して取引きを終了。前日におよそ4ヶ月半ぶり(昨年11月6日相場来)の高値を付けるなど、上げ幅を拡大していた事から、この日は序盤より利益確定売りが先行した。また、FRBの複数の委員が4月の利上げに言及したことから外為市場ではドルがユーロに対して上昇。ドル建てのパラジウムは割高感に押されたほか、在庫増加を受けて原油相場が値を下げた事から、米国株価も軟調地合いとなり、パラジウムの相場を圧迫した。途中、ドル買いが一服する場面ではやや持ち直される場面もあったが、軟調に推移している金やプラチナの値動きにつられたほか、25日からの3連休を前に、持ち高調整売りが出た事が重しとなり、そのまま売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、ここ最近の高値反動からNY相場が利益確定売りに押されたことを受けて5営業日ぶりに反落。買取では1gあたり2,219円(-71円)と、前日に付けた年初来高値から後退。今週の上昇分(22日・23日相場)を消化し、上値追いが一服する展開となりました。
《3月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/24 2219円 (-71円)
03/23 2290円 (+17円) ※最高値
03/22 2273円 (+54円)
03/18 2219円 (+5円)
03/17 2214円 (+49円)
03/16 2165円 (-11円)
03/15 2176円 (-16円)
03/14 2192円 (+10円)
03/11 2182円 (+27円)
03/10 2155円 (+33円)
03/09 2122円 (-81円)
03/08 2203円 (+59円)
03/07 2144円 (+81円)
03/04 2063円 (+87円)
03/03 1976円 (+5円)
03/02 1971円 (+103円)
03/01 1868円 (+5円) ※最安値
3月現在までのパラジウム相場平均価格:2143円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1219.65ドル、パラジウムは580.30ドル、為替は1$112円82銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,824円(-85円)、パラジウム2,381円(-70円)、銀62.74円(-2.49円)、プラチナ3,857円(-113円)と、国内貴金属は調整地合いとなった海外相場安を映して総じて反落。金は逃避目的としての買いが一服し、利益確定売りが進んだNY相場を受けて、国内でも大きく反落したほか、銀も軟調に推移。また、本日は白金族のパラジウム・プラチナもそれぞれ値を下げ、パラジウムは5営業日ぶりにマイナスに転じ上値追いが一服。今週の上昇分が消化され先週末18日相場と同額に値戻したほか、プラチナも3営業日ぶりに大きく値を下げる展開となりました。
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