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【16日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1198.00ドル(-3.30ドル)
銀:1628.40セント(+0.50セント)
パラジウム:779.75ドル(+12.65ドル)
プラチナ:1159.20ドル(+2.60ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1206.15ドル、パラジウムは768.85ドル、為替は1$119円27銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】15日のNY金相場は反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1201.30ドル(+8.70ドル)と、ドル高の後退や、ギリシャの財政不安を受けた逃避買いなどから3営業日ぶりにプラスに転じ、同日ぶりに1200ドルにのせて取引きを終了。序盤は弱かった中国の経済指標を背景に、前日終値をやや下回り小安く推移。その後発表された米の経済指標(4月NY連銀製造業景気指数・3月鉱工業生産)がそれぞれ事前予想や、前回値を共に下回り低調な内容となった事を受けて、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移。ドル建ての金は割安感から買い戻され上昇に転じた。また、ギリシャの資金繰り懸念も強まっている事から、安全資産とされる金を求める動きもあったほか、原油相場が上伸した事も相場の支援材料となり再び1200ドル台に回復した。ただ、世界最大の金消費国である中国の景気減速が強まった事による需要減への警戒や、ドルの先高観、米の利上げ時期を巡る憶測から、積極的な買いには繋がらず、その後は小動きな展開となった。
《4月現在のNY金相場推移(中心限月終値 $/toz)》
04/15 1201.3 (+8.7)
04/14 1192.6 (-6.7) ※最安値
04/13 1199.3 (-5.3)
04/10 1204.6 (+11.0)
04/09 1193.6 (-9.5)
04/08 1203.1 (-7.5)
04/07 1210.6 (-8.0)
04/06 1218.6 (+17.7) ※最高値
04/02 1200.9 (-7.3)
04/01 1208.2 (+25.0)
4月現在のNY金相場平均価格:1203.0ドル/toz
国内の金相場はプラスに転じた前日の海外相場を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,950円(+31円)と、昨日の下げ幅をほぼ値戻し3営業日ぶりに反発しました。
《4月現在の金相場価格推移(小売)》
04/16 5036円 (+32円)
04/15 5004円 (-35円)
04/14 5039円 (-49円)
04/13 5088円 (+39円)
04/10 5049円 (-10円)
04/09 5059円 (-33円)
04/08 5092円 (+10円) ※最高値
04/07 5082円 (+6円)
04/06 5076円 (+35円)
04/03 5041円 (-2円)
04/02 5043円 (+63円)
04/01 4980円 (-9円) ※最安値
本日までの4月の金相場平均価格:5,049円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の6月限は1トロイオンス767.10ドル(+4.60ドル)と、ドル安を背景に買い戻され小幅ながら3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は中国の景気減速懸念が重しとなり軟調に推移。また、ギリシャの財政問題への先行き不安から売りが進み、一時760ドルを割り込む場面もあった。ただその後に発表された米の経済指標(4月NY連銀製造業景気指数・3月鉱工業生産)が、それぞれ予想に反して落ち込んだ事をきっかけに、外為市場ではドル売り・ユーロ買いに反転。ドル建てのパラジウムは割安感から買い戻されたほか、欧州圏経済を下支えする為、量的緩和を継続・推進させるとしたECBドラギ総裁の発言を受けた買いにも相場を支えられプラス圏に浮上。また、金をはじめ他貴金属が上昇に転じた事や、米欧の株価上昇、上値追いとなった原油相場を好感し、一時770ドル超まで上伸する場面もあった。しかし一方で、米・中の景気成長の鈍化を警戒した売りも出た事から上値は重く、最終的に終値では小幅高で取引を終えた。中心6月限の値動きは、高値775.0ドル、安値758.55ドル、終値767.10ドル。
《4月現在のNYパラジウム相場推移(中心限月終値 $/toz)》
04/15 767.1 (+4.6)
04/14 762.5 (-8.9)
04/13 771.4 (-4.65)
04/10 776.05 (+13.65) ※最高値
04/09 762.4 (+6.7)
04/08 755.7 (-13.3)
04/07 769.0 (+0.2)
04/06 768.8 (+22.5)
04/02 746.3 (-2.55) ※最安値
04/01 748.85 (+13.55)
4月現在のNYパラジウム相場平均価格:763.0ドル/toz
国内のパラジウムは、海外相場が値を上げた事を映して反発。小売では1gあたり3,299円(+11円)と、3営業日ぶりにプラスに転じて反発しました。
《4月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/16 3299円 (+11円)
04/15 3288円 (-28円)
04/14 3316円 (-37円)
04/13 3353円 (+54円) ※最高値
04/10 3299円 (+32円)
04/09 3267円 (-48円)
04/08 3315円 (+27円)
04/07 3288円 (+32円)
04/06 3256円 (+38円)
04/03 3218円 (+5円)
04/02 3213円 (+44円)
04/01 3169円 (+5円) ※最安値
本日までの4月のパラジウム相場平均価格:3,273円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1206.65ドル、パラジウムは771.05ドル、為替は1$119円00銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金5,036円(+32円)、パラジウム3,299円(+11円)、銀70.95円(+0.65円)、プラチナ4,918円(+35円)と、プラスに転じた前日の海外相場を映して、国内の貴金属は総じて堅調に推移。金・銀・パラジウム・プラチナはそれぞれ3営業日ぶりにプラスに転じ反発しました。
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