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【金相場】週明け15日のNY金相場は、ドル安・ユーロ高の進行に伴う割安感から買いが旺盛となり上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1230.00ドル(+2.30ドル)と、4営業日続伸し、3日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日朝方に発表された5月のニューヨーク州製造業景況指数はマイナス1.0と前月の5.2から悪化。7カ月ぶりにマイナスに転じる展開となり、市場予想の8.0も大幅に下回った。これを受けて、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが加速。ドル建てで取引される金商品は割安感から買い進められ、午前には一時1237.40ドルまで上昇した。ただ、この日は原油相場の上昇を受けて投資家のリスク選好意欲が高まる中、欧米株価が全面高となり、安全資産とされる金は徐々に上値を削る展開となった。
国内の金相場は、小幅ながら買いが優った週明けのNY市場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,902円(+23円)と、プラスに転じ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/16 4902円 (+23円)
05/15 4879円 (-5円)
05/12 4884円 (+6円)
05/11 4878円 (-1円)
05/10 4879円 (-1円)
05/09 4880円 (+15円)
05/08 4865円 (-53円)
04/28 4918円 (-14円)
04/27 4932円 (+16円)
04/26 4916円 (+2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,893円/g
【パラジウム相場】週明け15日のNYパラジウム相場は、買いが先行した後、米経済指標の悪化を背景に売り戻され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス797.00ドル(-6.50ドル)と、前営業日の上昇を戻しマイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安の流れや原油相場の急伸をはやして序盤は買いが先行し、相場は一時818.50ドルまで上げ幅を拡大した。その後、米の経済指標(5月ニューヨーク州製造業景況指数)が冴えない内容となり、低調な結果となった事から相場は売り戻しに反転。ドル安の加速が下支えとなるも、利益確定の売りも出た事で次第にマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、行って来いの展開となり横ばい。小売では1gあたり3,256円(±0円)と、前日比変わらずの値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/16 3256円 (±0円)
05/15 3256円 (-11円)
05/12 3267円 (+17円)
05/11 3250円 (+5円)
05/10 3245円 (-32円)
05/09 3277円 (-11円)
05/08 3288円 (+43円)
04/28 3,245円 (+27円)
04/27 3,218円 (+38円)
04/26 3180円 (+43円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,248円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1236.80ドル、パラジウムは798.90ドル、為替は1$113円47銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,902円(+23円)、パラジウム3,256円(±0円)、銀68.58円(+1.30円)、プラチナ3,783円(+50円)と、国内貴金属は週明けのNY市場を映して、横ばいとなったパラジウムを除いて堅調に推移。金は小幅ながら上伸したNY相場を受けて、国内でもプラスに転じ反発。また、プラチナも大きく反発し4月26日相場以来およそ3週間ぶりの高値となったほか、銀は続伸し先月28日相場以来およそ3週間ぶりの高値に戻す展開に。パラジウムは行って来いの横ばい推移となり、前日比変わらずの値動きとなりました。
【15日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1230.00ドル(+2.30ドル)
銀:1660.30セント(+20.10セント)
パラジウム:797.00ドル(-6.50ドル)
プラチナ:928.70ドル(+11.20ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1233.35ドル、パラジウムは810.60ドル、為替は1$113円57銭前後の値動きで推移しております。
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