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【パラジウム】連休明け20日のNYパラジウム相場は大きく反発。中心限月の3月限は1トロイオンス778.75ドル(+24.45ドル)と、4営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムはここ最近下落した割安感から買い戻され前日終値を上回るなど序盤から堅調に推移。また、この日発表された中国の12月鉱工業生産指数が前回値・市場予想を共に上回った事や、20日のドイツ株が良好な内容となった経済指標(1月ZEW景況感調査)を背景に過去最高値を更新するなど、欧州株が総じて上昇した事も安心感に繋がり上げ幅を拡大した。このほか、原油安を背景に米の自動車販売台数が増加するとの見込みや、ECB(欧州中央銀行)が22日に開く定例理事会で、低迷している欧州圏の経済成長を支える為、大規模な量的金融緩和に踏み切るとの観測が強まった事も支援材料となり、パラジウムは4営業日ぶりにプラス圏で引けた。
20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米国で利上げが近づきつつあるのに対し、日本や欧州では追加刺激策を協議するとの観測を背景に、ドル指数はおよそ10年ぶり高水準に迫った。ドルは円に対して3日続伸し、日本銀行は金融政策決定会合で追加措置を協議している。ユーロはおよそ11年ぶりの低水準に軟化。市場では欧州中央銀行(ECB)は今週22日に開かれる会合で、国債購入を含む大規模な量的金融緩和に踏み切るとの観測が強まっている。
国内のパラジウム相場は、海外相場が最近の安値から持ち直した事や円安要因から上昇し続伸。小売では1gあたり3,310円(+65円)と、軟調に推移していた最近の安値圏から持ち直し上伸しました。
《本日までの1月パラジウム相場価格推移(小売)》
01/21 3310円(+65円)
01/20 3245円(+43円)
01/19 3202円(-21円) ※最安値
01/16 3223円 (-71円)
01/15 3294円 (-151円)
01/14 3445円 (+16円) ※最高値
01/13 3429円 (+21円)
01/09 3408円 (+11円)
01/08 3397円 (-16円)
01/07 3413円 (+17円)
01/06 3396円 (-33円)
01/05 3429円 (-76円)
1月現在までのパラジウム平均価格:3,349円/g
11:30現在のパラジウム相場は1トロイオンス777.25ドル前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金5,344円(+98円)、パラジウム3,310円(+65円)、銀77.00円(+1.51円)、プラチナ5,308円(+90円)と、本日国内の貴金属は海外相場高や為替が円安に振れた事を受けて急騰。金は直近高値(2013年4月10日相場)を上抜き、過去最高値を更新し一段高へ。銀も高く、昨年7月23日相場以来およそ6ヶ月ぶりの高値を更新。白金族もそれぞれ堅調に推移し、パラジウムは続伸。海外相場が最近の安値から値戻した事を映し国内相場も2連日高と、軟調に推移していた最近の安値圏から持ち直しました。プラチナも大幅反発し、昨年7月31日相場以来およそ6ヵ月ぶりの高値となっております。
【20日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1294.20ドル(+17.30ドル)
銀:1795.60セント(+20.60セント)
パラジウム:778.75ドル(+24.45ドル)
プラチナ:1286.60ドル(+17.20ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1290.55ドル、パラジウムは766.70ドル、為替は1$118円14銭前後の値動きで推移しております。
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