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【金相場】13日のNY金相場は、新型肺炎への先行き警戒感から逃避目的として買いを集め堅調に推移。中心限月の4月限は1トロイオンス1578.80ドル(+7.20ドル)と、続伸し、3日相場以来およそ1週間半ぶりの高値に戻して取引きを終了。中国湖北省政府の発表によると、同省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は13日時点で前日から242人増え、1300人を突破。感染者は前日比1万4840人増の4万8206人。世界全体では6万人超となった。当局は集計基準の変更に伴う急増と説明したが、市場では新型肺炎の拡大の影響が世界経済に波及するリスクへの警戒感が再燃。米国株の下げなどを意識した買いが活発になり、相場は一時1581.70ドルまで上昇した。ただ、外国為替市場でドル高・ユーロ安基調となり、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたため、一段高は抑えられる展開となった。
国内の金相場は、リスクオフの流れから堅調となったNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり6,068円(+21円)と、1月8日に付けた歴代高値を上抜いて史上最高値を記録しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/14 6068円 (+21円)
02/13 6047円 (+10円)
02/12 6037円 (-16円)
02/10 6053円 (+18円)
02/07 6035円 (+40円)
02/06 5995円 (+36円)
02/05 5959円 (-44円)
02/04 6003円 (-33円)
02/03 6036円 (+27円)
01/31 6009円 (-14円)
10日間の金相場平均価格:6,024円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、先行きの供給逼迫を意識した買いが入り一代高値を更新。中心限月の3月限は1トロイオンス2351.00ドル(+28.50ドル)と、4日に付けた歴代高値(2335.60ドル)を大きく上抜き、史上最高値を更新して取引きを終了。前日まで3連騰するなど上げ幅を拡大していた事から、この日は時間外取引きでは利確売りが出て小安く推移。また、中国の新型肺炎の感染拡大で世界景気に悪影響が及ぶとの見方が強まった事も意識された。しかし、その後日中取引きに入ると株安やドル高に振れる中でも買い戻しが入り相場はプラス圏に反転。供給逼迫による需給バランスの観点や、テクニカル要因から買いが活発となり上げ幅を拡大したパラジウムは、最高値記録を更新するなど一段高となった。
国内のパラジウムは、史上最高値を記録するなど一段高となったNY相場を映し急騰。買取では1gあたり9,295円(+176円)と3連騰し、9,300円圏内に値戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/14 9295円 (+176円)
02/13 9119円 (+137円)
02/12 8982円 (+77円)
02/10 8905円 (-231円)
02/07 9092円 (-231円)
02/06 9323円 (+66円)
02/05 9257円 (+446円)
02/04 8811円 (+192円)
02/03 8619円 (-135円)
01/31 8754円 (-38円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,016円/g
13:15現在の金相場は1トロイオンス1579.55ドル、パラジウムは2361.45ドル、為替は1$109円84銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金6,155円(+21円)、パラジウム9,548円(+176円)、銀71.72円(+0.44円)、プラチナ3,836円(+21円)と、国内貴金属は軒並み値を上げ堅調に推移。金はNY相場高を映し、国内でも値を伸ばし一段高へ。1月8日に付けた歴代高値を上抜いて史上最高値を記録したほか、銀もプラス圏で推移し反発。また、白金族のパラジウム・プラチナも共に値を上げ、パラジウムは3連騰。供給逼迫を背景にNY相場が歴代高値を記録するなど一段高となった事から、国内でも上げ幅を拡大し6日相場(約1週間半)ぶりの高値に値戻す展開となりました。
【11日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1578.80ドル(+7.20ドル)
銀:1761.90セント(+12.20セント)
パラジウム:2351.00ドル(+28.50ドル)
プラチナ:974.70ドル(+7.40ドル)
17:55現在の金相場は1トロイオンス1578.55ドル、パラジウムは2319.80ドル、為替は1$109円78銭前後の値動きで推移しております。
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