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【28日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1134.00ドル(+11.40ドル)
銀:1454.90セント(+11.20セント)
パラジウム:590.15ドル(+22.25ドル)
プラチナ:1021.70ドル(+15.70ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1130.45ドル、パラジウムは565.70ドル、為替は1$120円76銭前後の値動きで推移しております。
明日土曜日は当社定休日の為、休業となります。週明けの相場動向にご注視下さい。
【金相場】27日のNY金相場は、世界的に株価が回復する中、リスク回避目的で買われていた金は売りが続いたほか、ドル高を背景に相場を圧迫され続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1122.60ドル(-2.00ドル)と、小幅ながら値を下げ4営業日続落して取引きを終了。序盤の金相場は、売りが優勢となった前日までの安値反動や、前日にニューヨーク連銀のダドリー総裁が、「9月利上げの可能性は低くなった」と言明したことを受けて買いが先行した。一方、中国人民銀行(中央銀行)が2日連続で大規模な資金供給を実施したことから、この日の上海株式市場は6営業日ぶりに急反発。アジアや、米欧など世界的に株価が回復した事で、投資家のリスク回避姿勢が後退する中、安全資産とされる金商品に売りが出た。また、朝方発表された米の4-6月期GDP(国内総生産)改定値が、上方修正されたことで株価が大幅続伸したほか、週間新規失業保険申請件数も予想以上に減少した事から、外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇し、割高感にも相場を圧迫され売りが広がった。ただ、中国を含め今後の世界情勢への先行き不安や、市場では米連邦準備理事会(FRB)の9月利上げ観測後退の見方はあまり変わらず、売り一巡後は再び金の買い戻しが再開し下げ幅を縮小。それ以降は、前日終値(1124.60ドル)付近でもみ合う展開となった。
国内の金相場は海外相場では小幅ながら引き続き売りが優勢となったものの、為替が円安に振れた事を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,780円(+41円)と、本日は5営業日ぶりにプラスに転じ堅調に推移しました。
《本日までの8月の金相場価格推移(小売)》
08/28 4780円 (+41円)
08/27 4739円 (-31円)
08/26 4770円 (-42円)
08/25 4812円 (-127円)
08/24 4939円 (-47円)
08/21 4986円 (+63円) ※最高値
08/20 4923円 (+54円)
08/19 4869円 (-10円)
08/18 4879円 (+11円)
08/17 4868円 (+4円)
08/12 4864円 (+42円)
08/11 4822円 (+73円)
08/10 4749円 (-13円)
08/07 4762円 (+18円)
08/06 4744円 (+3円)
08/05 4741円 (+24円)
08/04 4717円 (-42円) ※最安値
08/03 4759円 (+20円)
8月現在の金相場平均価格:4,818円/g
【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、世界的に株価が回復した事による一先ずの安心感や、発表された米のGDP改定値が大幅に上方修正された事を受けて急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス568.60ドル(+38.95ドル)と、5営業日ぶりにプラスに転じ、前日比7.4%高で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの調整地合いを受けた売り過剰感から買い戻され、時間外取引から堅調に推移した。また、中国人民銀行(中央銀行)が株安に歯止めをかける為、2日連続で大規模な資金供給を実施したことから、この日の上海株式市場は6営業日ぶりに急反発。アジアや、米欧などの株式相場も軒並み上昇した事による安心感から、パラジウムも買いが広がった。このほか、発表された米実質国内総生産(GDP)改定値が、速報値から上方修正された事を受け米国株価が大きく上昇。同国景気拡大への期待感からプラチナが再び1000ドルを上抜いた事を眺めてパラジウムも買いが加速し、一時570ドル圏内まで上げ幅を拡大した。また、原油相場が急反発した事も支援材料となり、この日は終始買いが優勢となり5営業日ぶりに大きく反発して取引きを終えた。
国内のパラジウムは急反発したNY市場や、円安進行を背景に大きく値を伸ばし急伸。小売では1gあたり2,548円(+199円)と、ここ最近の安値推移による反動もあって本日は大幅続伸となりました。
《本日までの8月のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/28 2548円 (+199円)
08/27 2349円 (+11円)
08/26 2338円 (-130円) ※最安値
08/25 2468円 (-194円)
08/24 2662円 (-119円)
08/21 2781円 (+38円)
08/20 2743円 (+43円)
08/19 2700円 (-70円)
08/18 2770円 (-16円)
08/17 2786円 (+32円) ※最高値
08/12 2754円 (±0円)
08/11 2754円 (+54円)
08/10 2700円 (-27円)
08/07 2727円 (+27円)
08/06 2700円 (-5円)
08/05 2705円 (+16円)
08/04 2689円 (-76円)
08/03 2765円 (-32円)
8月現在のパラジウム相場平均価格:2,670円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1131.60ドル、パラジウムは580.75ドル、為替は1$121円11銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売りベースで金4,780円(+41円)、パラジウム2,548円(+199円)、銀64.15円(+2.16円)、プラチナ4,326円(+104円)と、国内貴金属は海外相場の値動きや、円安進行を映して総じて大幅上昇。金・銀は共に5営業日ぶりに反発し、パラジウム・プラチナは2営業日続伸となりました。中でもパラジウムと、プラチナは海外相場が大きく値を上げた事もあって国内相場も急伸。パラジウムは前日比8.3%高となり、プラチナも再び4,300円にのせるなど、ここ最近の下落幅をやや値戻す展開となりました。
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