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2015年06月18日引け後に急伸したNY高を映し国内金相場は反発↑一方、パラジウムは引き続き軟調に推移し4日続落↓

【金相場】17日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控え全体的に小動きな展開となった中、利益確定を目的とした売りに押され小幅続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1176.80ドルと、前日比4.10安で取引きを終了。この日の金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいと様子見が広がった事から、全体的に小幅な値動きだったものの、FRBが年内にも利上げに踏み切るとの思惑が浮上する中、朝の時間外取引中から売りが進み小安く推移した。その後、通常取引き開始後も新規材料に欠ける中、外為市場ではギリシャ債務不安を手掛かりとしたユーロ売りが進みドルが上昇。ドル建ての金は割高感から相場を圧迫された。ただ一方で、ギリシャの債務不履行や、ユーロ離脱の懸念が一段と強まる状況に、安全資産としての金を求める動きも見られ、売りが一巡した後は買い支えられる場面もあり下げ渋る展開となった。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を前に様子見ムードが広がった事から、積極的な売買は控えられ小動きとなった。
その後、引け後の声明を受け相場は急伸。声明では、米国の景気見通し改善に加え、インフレ期待の安定や雇用の伸びが加速したとの認識を示し、年内に利上げを実施する姿勢を維持した。ただ、その後に続く引き上げのペースは、前回予測よりも緩やかになるとの見通しを示し下方修正された。イエレン議長は初回利上げの時期は、その後の利上げペースほど重要ではないとの考えを強調。引き締めは「緩やかな」ものになるとし、「機械的な」やり方に沿うことはないと言明。加えて、経済指標の動向次第であるとの考えも示した。  
これを受け、市場では想定よりもタカ派的ではなかったとの観測から外為市場ではドルが対主要通貨で下落。相対的に金は値を伸ばし、一時1190ドル近辺まで買い戻された。


国内の金相場は時間外取引で値を伸ばした海外相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり5,131円(+22円)とプラスに転じ、先週10日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。

《直近10営業日の金相場価格推移(小売)》

06/18   5131円 (+22円)

06/17   5109円 (-15円) ※最安値

06/16   5124円 (+13円)

06/15   5111円 (-4円)

06/12   5115円 (+5円)

06/11   5110円 (-22円)

06/10   5132円 (+8円)

06/09   5124円 (-23円)

06/08   5147円 (+17円) ※最高値

06/05   5130円 (-30円)

直近10日間の金相場平均価格:5123円/g






【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場はギリシャの債務問題への警戒感から売りが広がり続落。中心限月の9月限は1トロイオンス720.35ドル(-12.45ドル)と、5日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は前日までの下落を受けた安値拾いからやや買いが優勢となり小高く推移した。しかしその後は、ギリシャ債務不安を背景に外為市場ではユーロ売りが進みドルが上昇。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感から売られ軟調に推移した。また、同時にギリシャの債務不履行や、ユーロ離脱の懸念が一段と強まる状況の中で、世界経済の減速懸念が相場の重しとなり利益を確定する動きが広がった。途中、株式相場が堅調に推移した事から買い戻される場面もあったが、原油相場が供給過剰を背景に売られたほか、プラチナが一段安の弱地合いで推移している事を嫌気し、パラジウムも売りが加速。結局この日を含め5日続落となったパラジウムは、中心終値では昨年2月11日相場以来およそ1年4ヶ月ぶりの安値に沈み、価格水準を一段切り下げて取引を終えた。


国内のパラジウムは海外相場が引き続き軟調に推移した事を映して4営業日続落。小売では1gあたり3,229円(-27円)と、直近安値を再び下抜き、4月3日相場以来およそ2ヵ月半ぶりの安値水準で推移しております。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

06/18   3229円 (-27円) ※最安値

06/17   3256円 (-11円)

06/16   3267円 (-10円)

06/15   3277円 (-38円)

06/12   3315円 (+21円)

06/11   3294円 (-27円)

06/10   3321円 (-27円)

06/09   3348円 (-49円)

06/08   3397円 (+22円) ※最高値

06/05   3375円 (-5円)

直近10営業日のパラジウム相場平均価格:3308円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1188.35ドル、パラジウムは724.90ドル、為替は1$123円32銭前後の値動きで推移しております。

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2015年06月18日地金流通協会発表-金・パラジウム・銀・プラチナ相場

本日の地金は小売ベースで金5,131円(+22円)、パラジウム3,229円(-27円)、銀72.14円(+0.43円)、プラチナ4,743円(+15円)と、国内貴金属は時間外取引で上伸した海外相場を映してパラジウムを除いて反発。金・銀はそれぞれプラスに転じ、共に先週10日相場以来およそ1週間ぶりの高値に回復。また、プラチナも最近の弱地合いから持ち直し、6営業日ぶりに反発。一方、パラジウムは引き続き調整地合いが続き4日続落。直近安値を再び下抜き、4月3日相場以来およそ2ヵ月半ぶりの安値水準で推移しております。

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2015年06月18日17日 海外貴金属相場

【17日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)

金:1176.80ドル(-4.10ドル)

銀:1594.70セント(-1.80セント)

パラジウム:720.35ドル(-12.45ドル)

プラチナ:1072.70ドル(-7.10ドル)

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2015年06月17日18:00 現在の金・パラジウム・為替相場

18:00現在の金相場は1トロイオンス1180.45ドル、パラジウムは731.20ドル、為替は1$123円86銭前後の値動きで推移しております。

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