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【20日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1881.90ドル(+0.40ドル)
銀:2806.70セント(+4.20セント)
パラジウム:2870.20ドル(-14.60ドル)
プラチナ:1205.00ドル(+3.40ドル)
18:15現在の金相場は1トロイオンス1878.55ドル、パラジウムは2877.90ドル、為替は1$108円98銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】19日のNY金相場は、インフレ加速への警戒感やドル安を背景に買われ5営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1881.50ドル(+13.50ドル)と、中心終値では1月7日相場(1913.60ドル)以来およそ4ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、インフレ懸念からの買いに加え、欧州経済の再開によって景気回復へ楽観的ムードが広がった事から外国為替市場ではユーロ高・ドル安が進行。割安感が意識された金商品は一時1891.30ドルまで急騰した。また、暗号資産(仮想通貨)ビットコインが急落したほか、米国株が軟調となった事でリスク回避としての金買いも入り易い地合いとなった。その後買い一巡後の取引き終盤では、FOMC議事要旨の発表を控えて様子見ムードとなった。
通常取引終了後に米連邦準備理事会(FRB)が4月開催(4月27-28日開催分)の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表。多くの参加者が米経済が目標に向けて急速に進展すれば「今後の会合のどこかの時期で資産購入ペースの調整の議論を始めることが適切になるかもしれない」と述べたことがわかった。これを受け、金相場は時間外取引きでは売りが優勢となり、19日の上げ幅を消化する展開となった。
国内の金相場は、NY相場が5連騰し約4ヶ月ぶりの高値を更新するなど堅調となった事を映し反発。買取ベースでは1gあたり7,141円(+18円)と、プラス圏に反転し、約8ヶ月ぶり(2020年9月18日相場)の高値水準に再浮上 しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/20 7,141円 (+18円)
05/19 7,123円 (-22円)
05/18 7,145円 (+78円)
05/17 7,067円 (+66円)
05/13 7,001円 (+31円)
05/13 6,970円 (-13円)
05/12 6,983円 (-5円)
05/11 6,988円 (+19円)
05/10 6,969円 (+50円)
05/07 6,919円 (+97円)
10日間の金相場平均価格:7,031円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、仮想通貨の急落や株安などリスク回避ムードの中で連れ安となり5営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス2884.80ドル(-18.30ドル)と、マイナスサイドに反転して取引きを終了。終値で2900ドル台に乗せるなど、前日までの連騰地合いを引き継ぎ、この日のパラジウムは時間外取引きでは買いが先行。また、欧州各国は新型コロナウイルス感染対策の行動制限措置を緩和しつつあり、イタリアは今後数週間で外出禁止を徐々に解除、ドイツも全土で厳しい制限を緩和する方針など、欧州景気回復への期待感から商品需要の増加が見込まれる中、パラジウムも上げ幅を拡大し一時2917.50ドルまで上伸した。その後、日中取引きに入ると持ち高調整や利確売りが出たほか、仮想通貨が急落した事や、米国株が軟調となるなどリスク回避ムードに押されパラジウムも売り優勢に反転。ユーロ高・ドル安に下支えられるも、午後に控えたFOMC議事要旨公表への様子見もあって、結局マイナスサイドに反転して取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、5営業日ぶりに反落したNY相場を映し続落。買取では1gあたり11,083円(-66円)と、前日と同額を値下げ、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/20 11,083円 (-66円)
05/19 11,149円 (-66円)
05/18 11,215円 (+17円)
05/17 11,198円 (+77円)
05/14 11,121円 (-6円)
05/13 11,127円 (-126円)
05/12 11,253円 (-33円)
05/11 11,286円 (+60円)
05/10 11,226円 (-27円)
05/07 11,253円 (-55円)
10日間のパラジウム相場平均価格:11,191円/g
10:35現在の金相場は1トロイオンス1875.80ドル、パラジウムは2883.65ドル、為替は1$109円15銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金7,250円(+18円)、パラジウム11,335円(-66円)、銀110.66円(-1.43円)、プラチナ4,700円(-76円)と、国内貴金属はNY市場の値動きを映し金を除いて続落。金はNY相場では5日続伸し、1月7日相場(約4ヶ月)ぶりの高値を更新するなど堅調地合いが継続した事を映し、国内でも買い優勢となり約8ヶ月ぶり(2020年9月18日相場)の高値水準に再浮上。一方で、銀やパラジウム、プラチナはそれぞれマイナス圏で推移し続落となりました。
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