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【金相場】週末11日のNY金相場は、ドル高の進行やインフレ懸念が後退した事で3営業日ぶりに反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1879.60ドル(-16.80ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。米ミシガン大学が午前に発表した6月の消費者景況感指数は86.4と、市場予想(84.0)を上回った。良好な景気指標などを受けて、ドル買い・ユーロ売りの流れが継続。ドル建てで取引される商品として割高感の増した金は売りに押された。また、前日発表された5月の米消費者物価は上振れしたものの、市場ではインフレは「一時的」と受け止められた事もヘッジ先の金にとっては重しとなった。
国内の金相場は、マイナス圏に反転した週末のNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり7,196円(-72円)と、値を落とす展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/14 7,196円 (-72円)
06/11 7,268円 (+20円)
06/10 7,248円 (-26円)
06/09 7,274円 (-12円)
06/08 7,286円 (+4円)
06/07 7,282円 (+44円)
06/04 7,238円 (-97円)
06/03 7,335円 (+47円)
06/02 7,288円 (-15円)
06/01 7,303円 (-19円)
10日間の金相場平均価格:7,272円/g
【パラジウム相場】週末11日のNYパラジウム相場は、安値拾いや欧米経済の回復による需要増しを見込んだ買いが入り上昇。中心限月の9月限は1トロイオンス2780.80ドル(+3.10ドル)と、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。前日までの売り優勢地合いによる値頃感が意識され、この日のパラジウムは時間外取引より買い戻しが先行した。一方、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、思惑先行でドルが強含んだことが重しとなる場面もあったが、FOMCではインフレ加速は一時的であると繰り返される可能性が高いことから、現行の金融緩和継続を期待してパラジウム相場は底堅く推移した。ワクチン接種によって新型コロナウイルスの流行を乗り越え、米経済が持ち直していることがドル買いを促した一方、米景気が回復しているなかでも米金融当局が超緩和的な金融政策を継続し、景気回復が多少過熱しても許容するとの思惑もあって、この日のパラジウム相場は買い優勢で引けた。
国内のパラジウム相場は、小幅ながらプラスサイドに転じた週末のNY相場を映し上昇。買取では1gあたり10,659円(+22円)と、7営業日ぶりに反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/14 10,659円 (+22円)
06/11 10,637円 (-55円)
06/10 10,692円 (-110円)
06/09 10,802円 (-83円)
06/08 10,885円 (±0円)
06/07 10,885円 (-49円)
06/04 10,934円 (-61円)
06/03 10,995円 (+66円)
06/02 10,929円 (+66円)
06/01 10,863円 (+44円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,828円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1875.90ドル、パラジウムは2781.60ドル、為替は1$109円75銭前後の値動きで推移しております。