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【金相場】週末27日のNY金相場は、米長期金利の低下を背景に買われ続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1857.30ドル(+3.40ドル)と、買い優勢で取引きを終了。朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数の前年同月比上昇率が約1年半ぶりに減速したことを受け、米長期金利が低下。金利を生まない金の投資妙味を高め、買いが先行した。物価指数の発表直後に相場が一時、上下に振れたが取引終盤にかけてはメモリアルデー(30日)の連休入りを控えて次第に小動きな展開となった。
国内の金相場は、買い優勢で引けた週末のNY相場を映し続伸。買取ベースでは1gあたり8,272円(+3円)と、横ばい圏ながら4営業日ぶりに上昇し反発しました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、年初来では+1,013円(+12.2%)と、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/30 8,272円 (+3円)
05/27 8,269円 (-13円)
05/26 8,282円 (-26円)
05/25 8,308円 (-1円)
05/24 8,309円 (+12円)
05/23 8,297円 (+20円)
05/20 8,277円 (+96円)
05/19 8,181円 (-78円)
05/18 8,259円 (-35円)
05/17 8,294円 (+45円)
10日間の金相場平均価格:8,275円/g
【パラジウム相場】週末27日のNYパラジウム相場は、原油や株式の上昇に連れたほか、値頃感を意識した安値拾いの買いも入り急伸。中心限月の9月限は1トロイオンス2054.80ドル(+58.10ドル)と、5営業日続伸し、終値では大台の2000ドル台に乗せて取引きを終了。なお、週間では全日の上伸となり、5日間では+115.10ドル(+5.6%)となった。間もなく夏期のドライブシーズンに入りガソリンの需要増が意識されたほか、需給バランスの観点から原油相場が堅調となった事で、投資家のリスク選好意欲が向上する中、パラジウムも序盤より買いが旺盛となり堅調となった。また、米国株が上昇したほか、最近の調整に対する値頃感が意識され上げ幅を拡大。大台の2000ドル台に乗せ、相場は一時2068ドルまで急伸する場面もあった。
国内のパラジウム相場は、大幅高となった週末のNY相場を映し3日続伸。買取では1gあたり9,312円(+242円)と、18日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,458円(+15.6%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/30 9,312円 (+242円)
05/27 9,070円 (+22円)
05/26 9,048円 (+50円)
05/25 8,998円 (-116円)
05/24 9,114円 (+77円)
05/23 9,037円 (-137円)
05/20 9,174円 (+27円)
05/19 9,147円 (-357円)
05/18 9,504円 (+181円)
05/17 9,323円 (+319円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,173円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1866.55ドル、パラジウムは2079.80ドル、為替は1$126円98銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金8,382円(+4円)、パラジウム9,751円(+242円)、銀102.96円(+0.33円)、プラチナ4,394円(+4円)と、国内貴金属は軒並み値を上げ堅調に推移。金は週末のNY相場が続伸し堅調となった事を映し、国内でも小幅ながらプラス圏に転じ4営業日ぶりに反発したほか、銀も値を上げ3営業日ぶりにプラス圏に反転。また、白金族のパラジウム・プラチナも堅調地合いを維持し、パラジウムは3日続伸。18日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
【27日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1857.30ドル(+9.70ドル)
銀:2209.60セント(+13.10セント)
パラジウム:2054.80ドル(+61.30ドル)
プラチナ:943.00ドル(+5.60ドル)
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本日の地金は小売ベースで金8,378円(-13円)、パラジウム9,509円(+22円)、銀102.63円(±0円)、プラチナ4390円(+19円)と、国内貴金属は金を除いて買い優勢となり上昇。金はNY相場では小反発したものの、国内ではマイナス圏で推移し3日続落。一方、白金族のパラジウム・プラチナは値を上げ、パラジウムは続伸、プラチナは4営業日ぶりに反発しました。
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