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【2日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1199.40ドル(-18.7ドル)
銀:1645.60セント(-23.6セント)
パラジウム:803.75ドル(-4.35ドル)
プラチナ:1217.50ドル(-24.1ドル)
【金相場】週明け1日のNY金相場は急反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1218.10ドル(+42.60ドル)と、中心終値では10月29日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値を付け、上げ幅は1年2ヶ月ぶりの大きさで取引きを終了。序盤は先日行われたスイス国民投票が否決された事を受け、金は売りが先行し一時1141ドル台まで下げ押されるなど軟調に推移したが、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、日本の政府債務格付けを「Aa3」から「A1」に引き下げたと発表。また、11月のユーロ圏製造業購買担当者景況指数(PMI)改定値が13年6月以来の低水準を記録したほか、中国国家統計局と中国物流購買連合会が発表した11月の製造業購買担当者景況指数(PMI)も前月から低下した事を受け、投資家のリスク回避姿勢が強まり欧州や米国の株価が下落。相対的に安全資産とされる金は買いが優勢となった。更に、最近の下落を受けた安値拾いの買いや、外為市場では対ユーロでドル安が進行。ドル建ての金は割安感からも買い進まれ、結局終値では10月29日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値を更新し、1日の上げ幅では昨年9月19日ぶりの大幅高を記録してこの日の取引きを終えた。
国内の金相場は海外相場の大幅高を映して急反発。小売ベースでは1gあたり4,977円(+186円)と、年初来の高値を再び上抜き、昨年5月13日以来およそ1年7ヶ月ぶりの高値を更新。1日の上げ幅では今年最大となり、昨年4月17日相場(上げ幅:+191円/g)以来の大きさとなりました。
【パラジウム相場】週明け1日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の3月限は1トロイオンス808.10ドル(-5.20ドル)と、小幅に値を下げて取引きを終了。この日の貴金属市場はパラジウムを除いて大幅反発。パラジウムは30日に実施されたスイスの国民投票結果から金・プラチナが軟調に推移している値動きを眺め、連動する形で売りが優勢となった。また、日本の政府債務格付けを「Aa3」から「A1」に引き下げられた事や、中国・ユーロ圏のPMI(製造業購買担当者景況指数)が共に低調な内容となった事から、世界経済の先行き不安が台頭し相場を圧迫。更に、最近上昇した高値反動から、利益確定売り出た事でパラジウムは下押され、4営業日ぶりにマイナス圏に沈んでこの日の取引きを終えた。ただ、年末を前に持ち高調整の買いもあり下値は限られた。3月限のパラジウムの値動きは安値791.40ドル、高値812.50ドル、終値808.10ドル。
国内のパラジウム相場は前日比変わらずの横ばい。小売ではgあたり3,386円(±0円)となり、現在高止まりとなっております。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。
本日の地金は小売ベースで金4,977円(+186円)、パラジウム3,386円(±0円)、銀70.30円(+6.26円)、プラチナ5,084円(+114円)と、国内貴金属は上昇した週明けの海外相場を映してパラジウムを除き大幅反発。金は5営業日ぶりにプラスに転じ急伸。年初来の高値を再び更新し、昨年5月13日以来およそ1年7ヶ月ぶりの高値を付け小売では5,000円圏内へ。銀は4営業日ぶりに値を上げ、堅調に推移。パラジウムは海外相場が小幅に値を下げた事から、国内では前日比変わらずの横ばい。プラチナは5,000円台に価格をのせるなど大幅高となり、9月24日相場以来の高値へ一段高となりました。
【1日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1218.10ドル(+42.60ドル)
銀:1669.20セント(+113.60セント)
パラジウム:808.10ドル(-5.20ドル)
プラチナ:1241.60ドル(+30.30ドル)
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