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【金相場】11日のNY金相場は、欧州の株安に加え、午前に米株式相場が大きく下げた場面で金への買いが活発化し上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1224.20ドル(+5.30ドル)と、プラス圏で推移し続伸して取引きを終了。この日の金相場は、欧州株の下落に続き、米国株も軟調に推移するなど、投資家のリスク回避姿勢が強まる中で、安全資産とされる金が買われ、午前中には一時1227.70ドルまで上昇した。また、このところ軟化基調が続いていたため、ショートカバーや安値拾いの買いなども相場上昇の手伝いとなった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による6月以降の利上げ観測が強まる中、朝方発表された4月の米卸売物価指数(PPI)や、最新週の新規失業保険申請件数が堅調な内容となったほか、外為市場では対ユーロでドル高基調となったため、ドル建ての金商品には割高感が生じ上値を重くした。
国内の金相場は、買いが優ったNY市場を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,884円(+6円)と、小幅ながら値を上げ3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/12 4884円 (+6円)
05/11 4878円 (-1円)
05/10 4879円 (-1円)
05/09 4880円 (+15円)
05/08 4865円 (-53円)
04/28 4918円 (-14円)
04/27 4932円 (+16円)
04/26 4916円 (+2円)
04/25 4914円 (+11円)
04/24 4903円 (-9円)
直近10日間の金相場平均価格:4,897円/g
【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、ドルの値動きや株価動向を眺めて売り買いが交錯。中心限月の6月限は1トロイオンス798.95ドル(-0.40ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安や原油高を背景に序盤は買いを集め、節目の800ドルを上抜くなど堅調に推移した。また、他貴金属の上昇も相場を後押しし、上げ幅を拡大したパラジウムは一時810ドル圏内まで上昇した。ただ、この日は欧州株や米国株が軟調となるなど、投資家のリスク選好意欲がやや後退した事から、買い一巡後は売りに反転。原油相場の上昇一服や、堅調となった米経済指標を背景に外為市場では対ユーロでドル高に振れた為、割高感が生じ引けにかけて前日終値付近まで値戻す展開となった。なお、時間外取引ではドル高一服を受けて売り圧力が軟化し、再度プラス圏に反転して推移。
国内のパラジウムは、引け後にプラスサイドに反転したNY市場を映して上昇。小売では1gあたり3,267円(+17円)と、続伸しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/12 3267円 (+17円)
05/11 3250円 (+5円)
05/10 3245円 (-32円)
05/09 3277円 (-11円)
05/08 3288円 (+43円)
04/28 3,245円 (+27円)
04/27 3,218円 (+38円)
04/26 3180円 (+43円)
04/25 3137円 (±0円)
04/24 3137円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,224円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1229.85ドル、パラジウムは806.20ドル、為替は1$113円66銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,884円(+6円)、パラジウム3,267円(+17円)、銀67.06円(+0.54円)、プラチナ3,741円(+15円)と、国内貴金属は揃って値を上げ上昇。金は買いが優ったNY市場を映して、国内でもプラス圏に反転し3営業日ぶりに反発。また、銀・パラジウム・プラチナも値を伸ばし、それぞれ続伸するなど総じて堅調な動きとなりました。
【11日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1224.20ドル(+5.30ドル)
銀:1626.50セント(+5.80セント)
パラジウム:798.95ドル(-0.40ドル)
プラチナ:917.70ドル(+7.80ドル)
18:10現在の金相場は1トロイオンス1223.75ドル、パラジウムは805.20ドル、為替は1$114円18銭前後の値動きで推移しております。
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