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【金相場】週末10日のNY金相場は、米国長期金利の上昇や、ドルが対ユーロで上昇した事が重しとなり反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1792.10ドル(-7.90ドル)と、マイナス圏で取引を終了。なお、週間では5週ぶりに反落して越週となった。米労働省が朝方発表した8月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.7%上昇し、市場予想を上回った。インフレ警戒感から早期の金融緩和縮小観測が強まり、米長期金利が上昇。金利を生まない資産である金は売られやすかった。また、対ユーロでのドル高進行も金の圧迫要因となったが、相場は終盤にかけては持ち高調整の買い戻しも入り1792ドル近辺でこう着状態となった。
国内の金相場は、マイナス圏に転じた週末のNY相場を映し5日続落。買取ベースでは1gあたり6,899円(-27円)と、軟調地合いが継続する展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/13 6,899円 (-27円)
09/10 6,926円 (-4円)
09/09 6,930円 (-25円)
09/08 6,955円 (-72円)
09/07 7,027円 (-6円)
09/06 7,033円 (+43円)
09/03 6,990円 (-22円)
09/02 7,012円 (+6円)
09/01 7,006円 (+21円)
08/31 6,985円 (-17円)
10日間の金相場平均価格:6,976円/g
【パラジウム相場】週末10日のNYパラジウム相場は、米国株の下げやドル高が重しとなったほか、自動車メーカーの追加減産が懸念され軟調地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス2126.30ドル(-16.50ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの売り過剰感から時間外取引きでは買い戻しが先行し一時2214ドル超まで上昇した。しかし、発表された米国経済指標(物価指数)が予想を上回った事から長期金利が上昇。ドルも対ユーロで上昇すると、パラジウムは相場を圧迫され上げ幅を縮小した。また、東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大の長期化に伴う部品供給の混乱などを受けて、トヨタ自動車が追加の減産を発表。加えて、ほとんどの乗用車メーカーはマレーシアの半導体不足の影響を受けており、他社もトヨタ同様に影響が拡大するとの警戒感も相場の重しとなり、結局この日もマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、軟調地合いが継続した週末のNY相場を映し5日続落。買取では1gあたり8,278円(-176円)と、軟調地合いが継続となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/13 8,278円 (-176円)
09/10 8,454円 (-253円)
09/09 8,707円 (-478円)
09/08 9,185円 (-110円)
09/07 9,295円 (-72円)
09/06 9,367円 (+61円)
09/03 9,306円 (-106円)
09/02 9,411円 (-115円)
09/01 9,526円 (+27円)
08/31 9,499円 (+193円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,103円/g
12:20現在の金相場は1トロイオンス1799.45ドル、パラジウムは2148.50ドル、為替は1$109円92銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金7,008円(-27円)、パラジウム8,530円(-176円)、銀96.25円(-0.88円)、プラチナ3,848円(-74円)と、国内貴金属は週末のNY市場や為替動向を受けマイナス圏での値動きに。金は週末のNY相場が反落した事や為替が円高に傾斜した事を受け、国内でも値を下げ5営業日続落したほか、銀やパラジウムも軟調となり5日続落。プラチナは反落となりました。
【10日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1792.10ドル(-7.90ドル)
銀:2390.00セント(-27.70セント)
パラジウム:2126.30ドル(-16.50ドル)
プラチナ:956.50ドル(-18.00ドル)
本日は当社定休日のため通常業務は行っておりません。お休み中に頂きました各お問い合わせは、週明け月曜日に順次ご対応させて頂きます。
18:40現在の金相場は1トロイオンス1806.55ドル、パラジウムは2210.80ドル、為替は1$109円93銭前後の値動きで推移しております。
明日土曜日は当社定休日のため休日となります。週明けの相場動向にご注視下さい。
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