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【金相場】週末15日のNY金相場は、低調な内容となった米国の経済指標を受けて買いが旺盛となったほか、原油相場の下落や株式相場の軟調を背景にリスク投資意欲が一服する中、相対的に金は買われ上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1234.60ドル(+8.10ドル)と、3営業日ぶりに反発した。この日発表された3月の米鉱工業生産指数で製造業生産が予想外に低下したことや、消費者マインド指数が7カ月ぶり低水準をつけたことから、金は序盤より買いを集めて上昇。また、外為市場ではドルが軟調となったことによる割安感や、原油相場の下落を受けて株式相場も値を下げるなど投資家心理がやや下向いた事も金にとっては支援材料となり買いを促した。途中、週末を前にした持ち高調整からやや上値を抑えられるも、引き続き軟調に推移したドルや、株安を眺めて金は堅調を維持しこの日は買いが優勢で取引を終えた。中心6月限の値動きは、高値1237.60ドル、安値1226.80ドル、終値1234.60ドル。
国内の金相場は、週末のNY相場では堅調に推移したものの、為替が円高・ドル安に傾斜した事を受けて上昇分を消化。小売ベースでは1gあたり4,696円(-23円)と円高要因から相場を圧迫され、3営業日続落となりました。
《4月現在の金相場価格推移(小売)》
04/18 4696円 (-23円)
04/15 4719円 (-13円)
04/14 4732円 (-45円)
04/13 4777円 (+9円)
04/12 4768円 (+49円)
04/11 4719円 (-6円)
04/08 4725円 (+7円)
04/07 4718円 (-55円)
04/06 4773円 (+28円)
04/05 4745円 (-36円)
04/04 4781円 (-68円)
04/01 4849円 (+22円)
本日までの4月の金相場平均価格:4,750円/g
【パラジウム相場】週末15日のNYパラジウム相場は、冴えない内容となった米の経済指標や、投資家心理の後退にやや下押されるも、金の上昇やドル安を受けた割安感から買い支えられ続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス568.25ドル(+7.35ドル)と2営業日続伸し、中心終値では先月29日相場以来およそ2週間半ぶりの高値で取引を終了。この日のパラジウムは、大きく上昇した前日相場の流れを引き継いだほか、テクニカル要因からも買いを誘い序盤より堅調に推移した。しかし、発表された米国の3月鉱工業生産が予想以上に落ち込んだことや、4月ミシガン大学消費者信頼感指数が下振れるなど改めて同国経済の弱さが意識されたほか、原油安を受けて米国株価も値を下げたことが重しとなり相場は軟化。ただ同時に外為市場ではドル売りが進んだ事による割安感や、金相場の上昇が支えとなり、売り一巡後は再び買い戻しが強まった。その後は、引き続き原油相場や株価の値動きを眺めて売り買いが交錯するも、ドル安の進行や週末を前にした持ち高調整に相場を支えられ、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。中心6月限の値動きは、高値571.15ドル、安値559.55ドル、終値568.25ドル。
国内のパラジウムは、堅調となった週末の海外相場高を映すも、円高要因から売りに反転し小幅安。小売では1gあたり2,183円(-6円)と、前営業日の大幅上昇が一服し、本日は横ばい圏ながら小反落となりました。
《4月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/18 2183円 (-6円)
04/15 2241円 (+81円)
04/14 2160円 (-5円)
04/13 2165円 (±0円)
04/12 2165円 (+22円)
04/11 2143円 (+5円)
04/08 2138円 (-32円)
04/07 2170円 (-27円)
04/06 2197円 (-22円)
04/05 2219円 (-59円)
04/04 2278円 (-17円)
04/01 2295円 (-5円)
本日までの4月のパラジウム相場平均価格:2201円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:35現在の金相場は1トロイオンス1237.05ドル、パラジウムは567.90ドル、為替は1$108円00銭前後の値動きで推移しております。