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【金相場】6日のNY金相場は、米中貿易戦争の激化を背景に逃避目的から買いが続き3日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1484.20ドル(+7.70ドル)と、前日相場同様に2013年4月相場以来およそ6年4ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。米国が中国を為替操作国に認定したことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が台頭。金商品は安全資産として買いが継続し、通常取引き開始前の時間外では一時1486.80ドルと一段高を記録した。その後、通常取引きに入るとドル安が一服したほか、米国株が急反発した事を受け、金は上値追いが一服となった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測によるドル安再開から押し目を買われ、結局終値では約6年4ヵ月(2013年4月)ぶりの高値で取引きを終えた。
国内の金相場は、一段高となったNY相場を映して一段高に。小売ベースでは1gあたり5,486円(+49円)と、前日に続いて連日で歴代高値を抜いて、史上最高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
08/07 5486円 (+49円)
08/06 5437円 (+74円)
08/05 5364円 (-40円)
08/02 5404円 (+38円)
08/01 5366円 (-57円)
07/31 5423円 (+3円)
07/30 5420円 (+33円)
07/29 5387円 (+10円)
07/26 5377円 (-6円)
07/25 5383円 (+28円)
10日間の金相場平均価格:5,405円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、このところの安値反動や米国株の急反発が意識され上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1437.00ドル(+20.70ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日相場同様に最近の調整地合いによる安値が意識され序盤より買いが先行した。また、外国為替市場ではドル安が進んだことや、米国株が急反発したことも材料視され上げ幅を拡大。相場は一時1443.80ドルまで値を伸ばす場面もあった。その後、ドル安が一服する場面では上値を抑えられるも、金が前日に続いて高値を更新するなど一段高となったことが意識され、そのまま高値圏で引けた。
国内のパラジウムは、堅調に推移したNY相場を映して上伸。小売では1gあたり5,400円(+81円)と、プラス圏で推移し、最近の安値から切り返す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/07 5,400円 (+81円)
08/06 5,319円 (+27円)
08/05 5,292円 (-199円)
08/02 5,491円 (-335円)
08/01 5,826円 (+5円)
07/31 5,821円 (-135円)
07/30 5,956円 (+108円)
07/29 5,848円 (-5円)
07/26 5,853円 (-16円)
07/25 5,869円 (+59円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,668円/g
12:15現在の金相場は1トロイオンス1489.55ドル、パラジウムは1436.80ドル、為替は1$105円98銭前後の値動きで推移しております。