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【金相場】週末19日のNY金相場は、米政府機関の一部閉鎖に対する警戒感などを背景に安全資産としての買いが入り反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1333.10ドル(+5.90ドル)と、買い優勢で取引きを終了。米連邦政府の現行つなぎ予算が19日に期限切れを迎える問題をめぐり、市場では政府機関閉鎖に対する懸念がくすぶっていることから、投資家のリスク選好意欲が後退。相対的に金は安全資産としての買いが入り堅調な動きとなった。また、この日も外国為替市場ではドル安・ユーロ高基調が続いており、ドル建てで取引される金に割安感が生じているため、買いが入りやすかった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が週央に公表した12地区連銀景況報告(ベージュブック)では、米景気先行きに対する楽観的な見方が広がっていることが明らかとなり、利上げペースが加速するのではないかとの観測も浮上しているため、金利を生まない資産である金には重しとなり、買い一巡後は上値を抑えられる展開となった。
国内の金相場は、買いが優った週末のNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり5,177円(+16円)と、プラスに転じ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/20 5177円 (+16円)
01/19 5161円 (-18円)
01/18 5179円 (+2円)
01/17 5177円 (-17円)
01/16 5194円 (+8円)
01/15 5186円 (+36円)
01/12 5150円 (+8円)
01/11 5142円 (-21円)
01/10 5163円 (-50円)
01/09 5213円 (+4円)
直近10日間の金相場平均価格:5,174円/g
【パラジウム相場】週末19日のNYパラジウム相場は、利益確定売りの後に安値を拾われ反発。中心限月の3月限は1トロイオンス1098.40ドルと、買い優勢で推移しプラス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、利益確定売りに押された前日の反動から序盤より買い戻しが先行し堅調に推移した。また、外国為替市場ではドル安・ユーロ高基調が続いており、ドル建てのパラジウムは割安感から買いが入り相場は一時1110.10ドルまで上げ幅を拡大した。ただ、米連邦政府の現行つなぎ予算が19日に期限切れを迎える問題をめぐり、市場では政府機関閉鎖に対する懸念がくすぶっていることから、投資家のリスク選好意欲が後退。週末を控えている事もあって持ち高調整を含んだ売りに押され、午後にかけて上げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、プラスに転じた週末のNY相場を映して上昇。小売では1gあたり4,352円(+11円)と、値を上げ反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/20 4352円 (+11円)
01/19 4341円 (-65円)
01/18 4406円 (+97円)
01/17 4309円 (-113円)
01/16 4261円 (+17円)
01/15 4406円 (+135円)
01/12 4271円 (-22円)
01/11 4293円 (-86円)
01/10 4379円 (-16円)
01/09 4395円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,357円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1333.95ドル、パラジウムは1104.20ドル、為替は1$110円79銭前後の値動きで推移しております。