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【金相場】17日のNY金相場は、株高やドルの買い戻し、利益確定売りに押されるも、ビットコインの下落などを意識した買いが入ったほか、逃避目的への買いも下支えとなり上伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1339.20ドル(+2.10ドル)と、5営業日続伸し、中心終値では昨年最高値となった9月8日相場以来およそ4ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。この日外国為替市場では、最近のドル安・ユーロ高の流れが一服。欧州中央銀行(ECB)当局者らによるユーロ高けん制発言や、堅調な米経済指標を受けてドルが対ユーロで買い戻され、ドル建てで取引される金商品の割安感が幾分薄れたため相場はやや軟調となった。また、このところ4ヵ月ぶりの高値水準で推移するなど上昇していた事から、利益確定とみられる売りも相場の圧迫要因となった。しかし、売り一巡後は買い戻しが活発化。ビットコインの急落劇や、米政府閉鎖の可能性をめぐる懸念などが安全資産としての金買いを下支えし、引けにかけてプラスサイドに反転した。市場では政府機関閉鎖を回避するためのつなぎ予算の期限を19日に控え、米議会での協議の行方を見極めたいとの思惑が広がっている。
国内の金相場は、NY市場が引き続き堅調地合いを維持しプラス圏で引けた事を映して小反発。小売ベースでは1gあたり5,179円(+2円)と、横ばいながら小幅に値を上げ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/18 5179円 (+2円)
01/17 5177円 (-17円)
01/16 5194円 (+8円)
01/15 5186円 (+36円)
01/12 5150円 (+8円)
01/11 5142円 (-21円)
01/10 5163円 (-50円)
01/09 5213円 (+4円)
01/05 5209円 (+129円)
12/27 5080円 (+30円)
直近10日間の金相場平均価格:5,169円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、原油高や米国株式相場が史上最高値を更新するなど堅調となった事で押し目買いが入り急反発。中心限月の3月限は1トロイオンス1109.70ドル(+21.55ドル)と、前日の下げを戻し、一代高値を再更新して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドルの買い戻しを受けて序盤は前日終値を挟んでもみ合う展開となった。ただ、その後は堅調となった米経済指標(12月鉱工業生産・12月設備稼働率)を背景に徐々に買い戻しに反転。加えて、米国株式市場では、ダウ工業株30種平均が300ドル余り上げ、史上最高値水準に達した事が好材料となり、パラジウムも上げ幅を拡大した。その後、ドル高要因から上値を抑えられたほか、一部で利益確定売りなども出るが、原油高や押し目買いが入ったほか、引き続き堅調となった株価が買い材料となり、パラジウムは過去最高値水準で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、再度上値を追う展開となったNY相場高を映して上昇。小売では1gあたり4,406円(+97円)と反発し、高値圏に値戻す展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/18 4406円 (+97円)
01/17 4309円 (-113円)
01/16 4261円 (+17円)
01/15 4406円 (+135円)
01/12 4271円 (-22円)
01/11 4293円 (-86円)
01/10 4379円 (-16円)
01/09 4395円 (+16円)
01/05 4379円 (+162円)
12/27 4217円 (+54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,348円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1328.95ドル、パラジウムは1111.40ドル、為替は1$111円32銭前後の値動きで推移しております。