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【金相場】10日のNY金相場は、中国政府が米国債の購入縮小や停止を検討しているとの報道を受けたドル安を背景に、金を買う動きが強まり3営業日ぶりに反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1319.30ドル(+5.60ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日の外国為替市場では中国が米国債の購入を減らすか停止する可能性があるとの一部報道を受けて、早朝にドル売り・ユーロ買いが進行。割安感からドル建てで取引される金商品にまとまった買いが入り、相場は一時1328.60ドルまで上昇するなど昨年9月15日以来ほぼ4カ月ぶりの高値を付けた。また、米株相場が安寄りする中、相対的に安全資産とされる金が買われる場面もあった。ただ、その後はドルが徐々に買い戻されたため、金相場も上げ幅をじりじりと縮小した。
国内の金相場は、NY相場高を受けるも為替が円高・ドル安に傾斜した事を受けてマイナス圏で推移。小売ベースでは1gあたり5,142円(-21円)と、値を下げ続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/11 5142円 (-21円)
01/10 5163円 (-50円)
01/09 5213円 (+4円)
01/05 5209円 (+129円)
12/27 4994円 (+30円)
12/26 4964円 (+3円)
12/25 4961円 (+21円)
12/22 4940円 (+2円)
12/21 4938円 (+27円)
12/20 4911円 (+19円)
直近10日間の金相場平均価格:5,095円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する利益確定売りが出たほか、株安も売り材料となり買い地合いが一服。中心限月の3月限は1トロイオンス1077.40ドル(-20.75ドル)と、3営業日ぶりにマイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日に史上最高値水準まで値を伸ばすなど一段高となっていた反動から、序盤より利益を確定する動きが広がり軟調に推移した。一方、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行した事を背景に、割安感から買い戻される場面もあったが、株価が軟調となった事で連れ安となり、この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、NY相場の軟調さに加え為替要因からも相場を圧迫され続落。小売では1gあたり4,293円(-86円)と、値を落としマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/11 4293円 (-86円)
01/10 4379円 (-16円)
01/09 4395円 (+16円)
01/05 4379円 (+162円)
12/27 4055円 (+54円)
12/26 4001円 (-27円)
12/25 4028円 (+21円)
12/22 4007円 (+33円)
12/21 3974円 (+27円)
12/20 3947円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,243円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1322.25ドル、パラジウムは1086.70ドル、為替は1$111円54銭前後の値動きで推移しております。