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【金相場】13日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見が広がる中、発表された米国経済指標が冴えない内容となった事で買いが入り上昇。中心限月の2月限は1トロイオンス1248.60ドル(+6.90ドル)と、5営業日ぶりに反発して取引きを終了。米労働省が朝方発表した11月の消費者物価指数(CPI)はエネルギー・食品を除くコア指数が前月比0.1%上昇、前年同月比1.7%上昇と市場予想ほど伸びず冴えない内容となった事から、外国為替市場ではドルが軟化。ドル建ての金商品は割安感が生じたほか、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースはさほど加速しないとの見方が買いを促し金は堅調に推移した。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を午後に控えて様子見ムードも強かったため、値動きは比較的小幅だった。
取引終了後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されると金相場は上げ幅を拡大。今年3回目の追加利上げを決め委員の経済見通しも引き上げられたが、18年以降の利上げ見通しは前回(9月)のFOMCから横ばいの年3回に据え置かれ、緩やかな利上げペースが続くとの見方が金を買う動きに繋がった。
国内の金相場は、買いが優ったNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,962円(+7円)と、小幅ながら値を伸ばし続伸しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
12/14 4962円 (+7円)
12/13 4869円 (+3円)
12/12 4866円 (-24円)
12/11 4890円 (+20円)
12/08 4870円 (-18円)
12/07 4898円 (-14円)
12/06 4912円 (-44円)
12/05 4956円 (-5円)
12/04 4961円 (+9円)
12/01 4952円 (-4円)
直近10日間の金相場平均価格:4,991円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、ドル安の流れや株式相場の上昇が材料となり上伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1004.05ドル(+1.70ドル)と、小幅ながら値を伸ばし、3営業日続伸して取引きを終了。この日のパラジウムは、取引き開始前の時間外では他貴金属につれて軟調となる場面もみられたが、銅相場の上昇を受けて買いが入り序盤より小高く推移した。その後、発表された米経済指標(米消費者物価指数のコアCPI)が予想に反して冴えない内容となった事で、ドルが軟化。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に買いが入ったほか、堅調となった米国株も好材料となり上げ幅を拡大した。ただ、買い一巡後は、持ち高調整や、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて結果待ちとなり、小動きな展開となった。
国内のパラジウムは、横ばい圏ながら小幅に値を下げマイナス圏へ。小売では1gあたり4,093円(-6円)と、3営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
12/14 3931円 (-6円)
12/13 3937円 (±0円)
12/12 3937円 (+17円)
12/11 3920円 (-11円)
12/08 3931円 (+92円)
12/07 3839円 (+37円)
12/06 3802円 (-54円)
12/05 3856円 (-86円)
12/04 3942円 (+54円)
12/01 3888円 (-5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,060円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1259.45ドル、パラジウムは1009.80ドル、為替は1$112円62銭前後の値動きで推移しております。