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【金相場】23日は感謝祭の祝日のため休場。
22日のNY金相場は、冴えない内容となった米経済指標を背景に、ドル安が進んだ事から割安感が意識され上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1292.20ドル(+10.50ドル)と続伸し、1290ドル台に戻して取引きを終了。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を午後に控え様子見ムードが広がる中、この日発表された10月の米耐久財受注高が軟調な結果となった事から、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行。ドル建ての金商品は割安感から買われたほか、FRBが今後の利上げに慎重になるとの思惑が金買いを後押しし、相場は一本調子で上昇した。また、23日は感謝祭の祝日となるためポジション調整的な買いが入った事や、このところ史上最高値を更新し続けている株高にも警戒感が意識され、逃避目的としての金を買う動きに繋がった。
その後、午後に公表された11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は年内の追加利上げを示唆した一方、FOMCメンバーの間で低インフレへの警戒感が一段と強まりつつあることも示され、外国為替市場ではドル売りが加速。相対的に金には買いが入り、じりじりと上げ幅を拡大する展開となった。
国内の金相場は、買いが進んだ22日のNY相場高を映すも、円高要因から上げを消化され小幅安に。小売ベースでは1gあたり5,040円(-7円)と、マイナス圏で推移し、3営業日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/24 5040円 (-7円)
11/22 5047円 (-4円)
11/21 5051円 (-29円)
11/20 5080円 (+17円)
11/17 5063円 (+2円)
11/16 5061円 (-25円)
11/15 5086円 (±0円)
11/14 5086円 (+10円)
11/13 5076円 (-30円)
11/10 5106円 (-7円)
直近10日間の金相場平均価格:5,070円/g
【パラジウム相場】23日は感謝祭の祝日のため休場
22日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、持ち高調整的な買いが入り上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1001.95ドル(+5.45ドル)と、大台の1000ドル台に再浮上し、直近では最高値水準となった9日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日は午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて様子見姿勢が広がる中、発表された米経済指標が冴えない内容となった事がきっかけとなり、ドル売りが進行。ドル建てのパラジウムは、他貴金属同様に割安感が意識され買いが先行した。また、金を始め他貴金属が堅調となったほか、感謝祭の祝日を控えた持ち高調整的な買いも入り大台の1000ドル台に回復。一時1003.30ドルの高値まで値を伸ばした。その後、株価が軟調となった事で上値を抑えられるも、金の堅調さや、引き続きドル安が意識され、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調となった22日のNY相場高を映すも、為替が円高に傾斜した事から円建てのパラジウムは小幅に下振れ反落。小売では1gあたり3,990円(-6円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/24 3990円 (-6円)
11/22 3996円 (+38円)
11/21 3958円 (±0円)
11/20 3958円 (-16円)
11/17 3974円 (+5円)
11/16 3969円 (-32円)
11/15 4001円 (-5円)
11/14 4006円 (-27円)
11/13 4033円 (-49円)
11/10 3920円 (-33円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,997円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1295.25ドル、パラジウムは1009.50ドル、為替は1$111円35銭前後の値動きで推移しております。