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【金相場】21日のNY金相場は、米感謝祭の祝日を前に薄商いとなる中、ドル安要因や前日の下げに対する売り過剰感が意識され反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1281.70ドル(+6.40ドル)と、プラスサイドに転じて取引きを終了。トランプ米大統領が前日に北朝鮮をテロ支援国家に再指定したことを受けて、朝鮮半島情勢が再び緊張するとの見方や、欧州での経済規模が最も大きいドイツで、次期連立政権交渉が決裂するなど同国の政局不透明感への広がりから、安全資産としての金を買う動きに繋がった。また、前日の下落に対する売り過剰感や、外為市場では主要通貨に対してドル安が進んだ事も材料となり、金買いが拡大。一時この日の高値1284.50ドルまで上昇した。その後は、翌22日午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて様子見ムードが広がったほか、23日は感謝祭の祝日となるため、積極的な商いは手控えられ小動きな展開となった。
国内の金相場は、買いが優ったNY相場高を映すも、円高要因から上昇分を消化され小幅安に。小売ベースでは1gあたり5,047円(-4円)と、横ばい圏ながら小幅に値を下げ、続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/22 5047円 (-4円)
11/21 5051円 (-29円)
11/20 5080円 (+17円)
11/17 5063円 (+2円)
11/16 5061円 (-25円)
11/15 5086円 (±0円)
11/14 5086円 (+10円)
11/13 5076円 (-30円)
11/10 5106円 (-7円)
11/09 5028円 (+25円)
直近10日間の金相場平均価格:5,077円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、押し目買いや、ドル安要因、株高が支援材料となり反発。中心限月の12月限は1トロイオンス996.50ドル(+10.40ドル)と、プラス圏に転じ、終値では9日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、売り優勢となった前日相場の反動から押し目を買われ序盤より小高く推移した。また、外国為替市場ではドル安が進んだ事による割安感や、金やプラチナが堅調となったほか、米国株が上昇した事も意識され、上げ幅を拡大。一時999ドルまで値を伸ばした。その後は、翌22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて様子見ムードとなるが、概ね堅調地合いを維持し高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調となったNY相場高を映して上昇。小売では1gあたり3,996円(+38円)と、3営業日ぶりに反発し、先週15日相場以来1週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/22 3996円 (+38円)
11/21 3958円 (±0円)
11/20 3958円 (-16円)
11/17 3974円 (+5円)
11/16 3969円 (-32円)
11/15 4001円 (-5円)
11/14 4006円 (-27円)
11/13 4033円 (-49円)
11/10 3920円 (-33円)
11/09 4114円 (+81円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,009円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1281.25ドル、パラジウムは998.85ドル、為替は1$112円30銭前後の値動きで推移しております。