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【金相場】週明け20日のNY金相場は、対ユーロでのドル高を背景に売りが台頭し3営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1275.30ドル(-21.20ドル)と、売り優勢で取引きを終了。ドイツで次期政権樹立に向けた連立交渉が決裂した事を背景に、外国為替市場では対ユーロでドル高が先行。このため、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ、売りが先行した。また、良好な内容となった米国経済指標(10月景気先行指標)や、株高の進行、前週末に1ヵ月ぶりの高値を付けた反動から利益確定の売りも出やすかった事で、この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、ドル高要因や利確売りに押された週明けのNY相場を映して、マイナス圏での値動きに。小売ベースでは1gあたり5,051円(-29円)と、3営業日ぶりに値を落とし反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/21 5051円 (-29円)
11/20 5080円 (+17円)
11/17 5063円 (+2円)
11/16 5061円 (-25円)
11/15 5086円 (±0円)
11/14 5086円 (+10円)
11/13 5076円 (-30円)
11/10 5106円 (-7円)
11/09 5028円 (+25円)
11/08 5088円 (-12円)
直近10日間の金相場平均価格:5,081円/g
【パラジウム相場】週明け20日のNYパラジウム相場は、ドル高や原油安が圧迫材料となり反落。中心限月の12月限は1トロイオンス986.10ドル(-6.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調となった前週末相場の流れを引き継ぎ、序盤は買いが先行し一時998ドル超まで上昇した。その後、ドイツの連立交渉決裂によるドル高・ユーロ安の進行や、原油安を受けて売り優勢に反転。金やプラチナの下げも圧迫材料となったが、売り一巡後は安値拾いが入ったほか、株高が下支えとなり下値は限定的となった。
国内のパラジウムは、週明けのNY市場では売りが優るも、為替が円安に傾斜した事から、円建てのパラジウムは下げを戻す展開となり横ばい。小売では1gあたり3,958円(±0
円)と、前日比変わらずの値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/21 3958円 (±0円)
11/20 3958円 (-16円)
11/17 3974円 (+5円)
11/16 3969円 (-32円)
11/15 4001円 (-5円)
11/14 4006円 (-27円)
11/13 4033円 (-49円)
11/10 3920円 (-33円)
11/09 4114円 (+81円)
11/08 4033円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,013円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1281.55ドル、パラジウムは988.40ドル、為替は1$112円61銭前後の値動きで推移しております。