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2017年11月20日国内金相場はリスク回避から買いが活発化し続伸↑一方、パラジウムは円高要因から上げを消化されマイナス圏へ反落↓

【金相場】週末17日のNY金相場は、米税制改革の実現に関する不透明性と、ロシアゲートを巡る懸念の再燃から、リスク回避が高まり金買いが活発化。中心限月の12月限は1トロイオンス1296.50ドル(+18.30ドル)と続伸し、中心終値では10月17日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日、外国為替市場では対ユーロでドル安基調が続いたため、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じ、序盤より買いが先行した。また、米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査しているモラー特別検察官のチームが10月半ば、トランプ大統領陣営の幹部10数人に対し、ロシア関連の文書を提出するよう命じていたと報道。これを受けて、トランプ米政権をめぐる先行き不安が広がったことから、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産とされる金に買いが集まった。さらに、米税制改革法案は下院で前日可決されたものの、導入時期が異なる上院案との一本化に向けた調整が難航するとの見方がなお広がっていることも、金には支援材料となり上げ幅を拡大する展開となった。

国内の金相場は、堅調となった週末のNY市場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり5,080円(+17円)と、プラス圏で推移し続伸しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

11/20   5080円 (+17円)

11/17   5063円 (+2円)

11/16   5061円 (-25円)

11/15   5086円 (±0円)

11/14   5086円 (+10円)

11/13   5076円 (-30円)

11/10   5106円 (-7円)

11/09   5028円 (+25円)

11/08   5088円 (-12円)

11/07   5100円 (+23円)

直近10日間の金相場平均価格:5,086円/g


【パラジウム相場】週末17日のNYパラジウム相場は、投資家によるリスク回避姿勢が強まる中、ドル安の流れや、安値拾い、原油高が支援材料となり上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス992.90ドル(+8.05ドル)と、7営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日まで6日連続安となるなど調整的な売りが続いていた事もあって、序盤より安値拾いの買いが入り上昇した。また、ロシアゲートの再燃や、米税制改革の実現に関する不透明感がドル売りを誘い、ドル安・ユーロ高が進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割安感から買われ上げ幅を拡大した。途中、軟調となった株価を眺めて上値を抑えられる場面もあったが、原油高が支援材料となり、そのまま買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、週末のNY相場では買いが優勢となり上昇したものの、円高要因から上げを消化されマイナス圏へ。小売では1gあたり3,958円(-16円)と、値を下げ反落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

11/20   3958円 (-16円)

11/17   3974円 (+5円)

11/16   3969円 (-32円)

11/15   4001円 (-5円)

11/14   4006円 (-27円)

11/13   4033円 (-49円)

11/10   3920円 (-33円)

11/09   4114円 (+81円)

11/08   4033円 (-11円)

11/07   4044円 (-16円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,021円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:25現在の金相場は1トロイオンス1292.65ドル、パラジウムは993.10ドル、為替は1$112円02銭前後の値動きで推移しております。

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