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【金相場】16日のNY金相場は、狭いレンジでの値動きとなる中、ドルが下げる場面では買われ小幅高に。中心限月の12月限は1トロイオンス1278.20ドル(+0.50ドル)と、ほぼ横ばい圏ながらプラスに転じて取引きを終了。この日は、外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが先行していたことから、金相場は朝方までは軟調となり小安く推移した。しかし、その後は発表された米経済指標(最新週の新規失業保険申請件数)が冴えない内容となった事で、ドルが若干売り戻され金商品の割高感が薄れたことから、相場はプラス圏に浮上。ただ、米株式相場が堅調に推移した事から上値を抑えられ、小幅高で取引きを終えた。
国内の金相場は、小幅ながらプラスに転じたNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり5,063円(+2円)と、横ばい圏ながら小幅に値を上げ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/17 5063円 (+2円)
11/16 5061円 (-25円)
11/15 5086円 (±0円)
11/14 5086円 (+10円)
11/13 5076円 (-30円)
11/10 5106円 (-7円)
11/09 5028円 (+25円)
11/08 5088円 (-12円)
11/07 5100円 (+23円)
11/06 5077円 (-24円)
直近10日間の金相場平均価格:5,086円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、売り買いまちまちの展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス984.85ドル(-0.25ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げ、6営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが続いた前日までの安値反動や、ドルの値動きを眺めて序盤は買いが入り小高く推移した。その後、発表された11月フィラデルフィア連銀製造業指数が低調な内容となったほか、ドル安一服も要因となり相場は売り優勢に反転。ただ、10月の鉱工業生産、設備稼働率が堅調な内容となった事や、米国株の上昇が下支えとなり、引けにかけて安値から値戻す展開となった。
国内のパラジウムは、横ばい圏ながら小幅安に振れたNY相場を映すも、円安要因から円建てのパラジウムは小幅に値を上げ上昇。小売では1gあたり3,974円(+5円)と、6営業日ぶりに小反発し、調整地合いが一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/02 3974円 (+5円)
11/16 3969円 (-32円)
11/15 4001円 (-5円)
11/14 4006円 (-27円)
11/13 4033円 (-49円)
11/10 3920円 (-33円)
11/09 4114円 (+81円)
11/08 4033円 (-11円)
11/07 4044円 (-16円)
11/06 4060円 (-6円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,032円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1285.45ドル、パラジウムは989.55ドル、為替は1$112円43銭前後の値動きで推移しております。