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【金相場】9日のNY金相場は、ドル安による割安感や、米税制改革を巡る先行き不透明感も買い要因となり上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1287.50ドル(+3.80ドル)と続伸し、中心終値では10月19日以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、ドル安地合いが継続した事から、金商品に割安感が生じ買いが先行した。また、米税制改革の実現性に懐疑的な見方が広がっていることも、「質への逃避先」である金には支援材料となった。その後、一部で利益確定売りから上値を抑える場面もあったが、米国株の軟調さが支えとなりプラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、NY相場では買い優勢で取引を終えるも、為替が円高に振れた事から上げを消化し反落。小売ベースでは1gあたり5,106円(-7円)と、小幅に下振れ、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/10 5106円 (-7円)
11/09 5028円 (+25円)
11/08 5088円 (-12円)
11/07 5100円 (+23円)
11/06 5077円 (-24円)
11/02 5101円 (+43円)
11/01 5058円 (-2円)
10/31 5060円 (-12円)
10/30 5072円 (+9円)
10/27 5063円 (-29円)
直近10日間の金相場平均価格:5,084円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、株安や前日の急騰に対する利益確定売りに押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1004.40ドル(-11.40ドル)と、上値追いが一服し、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、約16年ぶりの高値を記録した前日の堅調地合いを引き継ぎ、序盤は上値を追う展開となった。ただ、その後は米税制改革の実現性に懐疑的な見方が広がっている事から、米国株が軟調に推移。株安が意識されたほか、最近の急騰に対する目先の利益確定売りが出た事もあって、次第にマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、利益確定売りに押されたNY相場を映して上値追いが一服。買取では1gあたり3,920円(-33円)と、前日に記録した一代高値(2001年2月ぶり高値)から後退し、本日はマイナス圏での推移となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/10 3920円 (-33円)
11/09 4114円 (+81円)
11/08 4033円 (-11円)
11/07 4044円 (-16円)
11/06 4060円 (-6円)
11/02 4066円 (+97円)
11/01 3969円 (+76円)
10/31 3893円 (-32円)
10/30 3925円 (-6円)
10/27 3931円 (+22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,012円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:05現在の金相場は1トロイオンス1287.35ドル、パラジウムは1009.40ドル、為替は1$113円40銭前後の値動きで推移しております。