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【金相場】7日のNY金相場は、ドルの持ち直しや、株価が最高値圏で推移していることが材料視され反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1275.80ドル(-5.80ドル)と、前日付けた2週間ぶり高値水準から下げて取引きを終了。この日の外国為替市場では未明からドル買い・ユーロ売りが先行し、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたほか、米国株が底堅い展開となり最高値圏で推移している事も意識され売りが先行した。また、サウジアラビアの政情不安などを背景に、前日は清算値ベースで約2年4ヶ月ぶりの高値を付けていた原油相場が、この日は反動から利食い売りに圧迫されて上昇が一服。このため、金相場は原油につられて売り地合いとなった。ただ、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を午後に控えて様子見ムードも広がった事や、サウジアラビア情勢を巡る思惑や、北朝鮮の動向などのリスク要因は除去されていないことから、逃避目的としての金買いが下支えとなり、昼ごろからは小幅な値動きとなった。
国内の金相場は、売りが優ったNY相場を受けて反落。小売ベースでは1gあたり5,088円(-12円)と、マイナスに転じ、前日付けた3週間ぶりの高値から後退しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/08 5088円 (-12円)
11/07 5100円 (+23円)
11/06 5077円 (-24円)
11/02 5101円 (+43円)
11/01 5058円 (-2円)
10/31 5060円 (-12円)
10/30 5072円 (+9円)
10/27 5063円 (-29円)
10/26 5092円 (+2円)
10/25 5004円 (-9円)
直近10日間の金相場平均価格:5,080円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、ドル高の流れや、原油高の一服を受けた売りに押され小幅安に。中心限月の12月限は前日比-1.00ドルの、1トロイオンス994.10ドルで取引を終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、序盤は小高く推移した。ただ、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが進むと、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感が意識されたほか、前日には2年4か月ぶりの高値水準まで上昇した原油高が一服した事もあって相場は次第にマイナス圏に反転。取引中盤以降は材料に乏しく、小動きな売り買いが続く展開となった。
国内のパラジウムは、小幅ながら値を下げたNY相場を映してマイナス圏で推移。小売では1gあたり4,033円(-11円)と、3営業日続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/08 4033円 (-11円)
11/07 4044円 (-16円)
11/06 4060円 (-6円)
11/02 4066円 (+97円)
11/01 3969円 (+76円)
10/31 3893円 (-32円)
10/30 3925円 (-6円)
10/27 3931円 (+22円)
10/26 3909円 (-6円)
10/25 3915円 (+27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,975円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:15現在の金相場は1トロイオンス1279.85ドル、パラジウムは997.50ドル、為替は1$113円79銭前後の値動きで推移しております。