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2017年10月26日国内貴金属は総じて小動きな展開に。金は小幅に上振れ小反発したほか、パラジウムは小反落↓

【金相場】25日のNY金相場は、全体的に小動きな展開となり横ばい圏で推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1279.00ドル(+0.70ドル)と、小幅ながら値を上げて取引を終了。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事をめぐり、共和党上院議員らはイエレン現議長よりもタカ派色が濃いとされるスタンフォード大のジョン・テイラー氏を支持しているとの報が流れたことから、金には売り圧力がかかり序盤は小安く推移した。また、発表された米国の9月耐久財受注額と新築住宅販売件数がいずれも市場予想を上回ったことも、売り材料視され軟調な展開となった。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで売られ、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じると売りが一服。株式市場が軟調となった事も、金への買い材料となり相場はプラス圏に浮上した。

国内の金相場は、小幅高に振れたNY相場を映して小反発。小売ベースでは1gあたり5,092円(+2円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を上げ、プラス圏に転じました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

10/26   5092円 (+2円)

10/25   5004円 (-9円)

10/24   5098円 (+4円)

10/23   5094円 (+1円)

10/20   5093円 (+22円)

10/19   5071円 (+10円)

10/18   5061円 (-25円)

10/17   5086円 (-23円)

10/16   5109円 (+26円)

10/13   5083円 (-15円)

直近10日間の金相場平均価格:5,088円/g


【パラジウム相場】25日のNYパラジウム相場は、方向感に乏しく全体的に小動きな展開となる中、株式市場の下げが意識され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス958.10ドル(-3.10ドル)と、マイナス圏に転じて取引を終了。この日のパラジウムは堅調に推移した前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移した。また、外為市場ではドル高が一服したほか、発表された米経済指標がまずまずな内容となった事や、米税制改革実現への期待感も買い材料となった。ただ、その後は米国の株式相場が軟調に推移すると、パラジウムの買いも一服。引けにかけて利確売りも出た事で相場はマイナス圏に沈下した。
この日のプラチナ清算値は1.20ドル高の1トロイオンス926.70ドル。(反発)10月25日時点でのNY白金と、NYパラジウムの逆鞘は31.40ドル(パラジウム高) となった。

国内のパラジウムは、小幅安に振れたNY相場を映して小反落。小売では1gあたり3,909円(-6円)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ反落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/26   3748円 (-5円)

10/25   3915円 (+27円)

10/24   3888円 (-64円)

10/23   3952円 (+81円)

10/20   3871円 (-6円)

10/19   3877円 (-59円)

10/18   3936円 (+32円)

10/17   3904円 (-54円)

10/16   3958円 (+54円)

10/13   3904円 (+43円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,911円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:15現在の金相場は1トロイオンス1282.60ドル、パラジウムは966.45ドル、為替は1$113円48銭前後の値動きで推移しております。

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