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【金相場】24日のNY金相場は、株高が進むなど投資家のリスク選好意欲が高まる中、逃避需要としての金買いが後退し小反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1278.30ドル(-2.60ドル)と、小幅ながら値を下げマイナス圏で取引を終了。この日はトランプ米政権による税制改革への期待や、堅調な米企業決算などを背景に株式相場が大きく上伸しリスク投資意欲が高まる中、金には売り圧力がかかったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利上げ観測の高まりも引き続き圧迫材料となり、この日は序盤から概ね軟調な展開となった。ただ、外国為替市場でドルが対ユーロで弱含み、ドル建てで取引される金の割高感が薄れたことから買い戻しが入ったほか、次期FRB議長人事を見極めたいとの思惑も広がったため、終盤にかけて持ち直し下値は限定的となった。
国内の金相場は、マイナス圏での値動きとなったNY相場をを映して小幅安。小売ベースでは1gあたり5,090円(-8円)と、5営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
10/25 5004円 (-9円)
10/24 5098円 (+4円)
10/23 5094円 (+1円)
10/20 5093円 (+22円)
10/19 5071円 (+10円)
10/18 5061円 (-25円)
10/17 5086円 (-23円)
10/16 5109円 (+26円)
10/13 5083円 (-15円)
10/12 5098円 (+20円)
直近10日間の金相場平均価格:5,088円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、株高などリスク選好地合いの流れにのったほか、ドルの値動きや、安値反動から買いが旺盛となり上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス961.20ドル(+11.25ドル)と反発し、プラス圏で取引を終了。この日のパラジウムは、利確売りに押された前日の安値反動から序盤より買いが先行し堅調に推移した。また、供給不足への警戒感が引き続き意識される中、押し目を買われたほか、トランプ米政権による税制改革への期待感や、堅調な米企業決算などを受けて株式相場が大きく値を伸ばすなど、リスク選好地合いの流れにつれてパラジウムも上げ幅を拡大。一時この日の高値963.35ドルまで上昇した。その後、次期FRB議長人事を見極めたいとの思惑から上値追いは一服するも、大きな売りにはつながらず、そのまま高値圏を維持して取引を終えた。
この日のプラチナ清算値は1.70ドル安の1トロイオンス925.50ドル。(4営業日ぶり反落)10月24日時点でのNY白金と、NYパラジウムの逆鞘は35.70ドル(パラジウム高) となった。
国内のパラジウムは、買い戻されたNY相場を受けて反発。小売では1gあたり3,915円(+27円)と、プラスに転じ上昇しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/25 3915円 (+27円)
10/24 3888円 (-64円)
10/23 3952円 (+81円)
10/20 3871円 (-6円)
10/19 3877円 (-59円)
10/18 3936円 (+32円)
10/17 3904円 (-54円)
10/16 3958円 (+54円)
10/13 3904円 (+43円)
10/12 3861円 (+98円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,907円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:05現在の金相場は1トロイオンス125.85ドル、パラジウムは963.05ドル、為替は1$113円96銭前後の値動きで推移しております。