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2017年10月19日円安要因から国内金相場は3営業日ぶりに反発↑一方、パラジウムは利確売りが出たNY相場安を映して反落↓

【金相場】18日のNY金相場は、好調な企業決算を受けて米国株が一段高となったほか、ドル高進行が圧迫材料となりマイナス圏での値動きに。中心限月の12月限は1トロイオンス1283.00ドル(-3.20ドル)と、3営業日続落して取引を終了。この日の金相場は、未明から進んだドル高・ユーロ安を背景に割高感が意識され序盤より売りが先行した。また、米大統領が11月初めにも決定するとされる連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長がタカ派寄りの候補者になるのではないかとの思惑が台頭しているほか、米税制改革の実現に向けた協議が前進しているとの報も、「質への逃避先」である金には圧迫材料となった。ただ、売り一巡後はドル高が一服した事で割高感が薄れたことから、金相場の下値は限定的だった。  

国内の金相場は、NY相場では引き続き売りが優勢となったものの、未明に進んだ円安・ドル高を背景に円建ての金相場は上昇。買取ベースでは1gあたり5,071円(+10円)と、プラス圏で推移し反発しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

10/19   5071円 (+10円)

10/18   5061円 (-25円)

10/17   5086円 (-23円)

10/16   5109円 (+26円)

10/13   5083円 (-15円)

10/12   5098円 (+20円)

10/11   5078円 (+8円)

10/10   5070円 (+48円)

10/06   5022円 (-21円)

10/05   5043円 (+11円)

直近10日間の金相場平均価格:5,072円/g


【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、ドル高進行による割高感や、このところ急速に足を速めていた事による利益確定の売りが出て軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス952.95ドル(-23.00ドル)と、他貴金属同様に3営業日続落して取引を終了。この日のパラジウムは、外為市場でドル高・ユーロ安が進んだ事による割高感から相場を圧迫され序盤より売りが先行した。また、16日の取引時間で一時大台の1000ドルを付けるなど、このところの過熱感から利益確定の売りが出やすかった事も要因となり、下げ幅を拡大した。このほか、金をはじめプラチナなど他貴金属も同様に下振れとなった事も材料視された。その後、米国株の高値更新や、ドル高一服、米国の大規模な税制改革案への期待感が下支えとなり、売り一服となった。
この日のプラチナ清算値は10.20ドル安の1トロイオンス924.60ドル。(3日続落)10月18日時点でのNY白金と、NYパラジウムの逆鞘は28.35ドル(パラジウム高)となった。

国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場の流れを映してマイナス圏での値動きに。小売では1gあたり3,877円(-59円)と、値を下げ反落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

10/19   3877円 (-59円)

10/18   3936円 (+32円)

10/17   3904円 (-54円)

10/16   3958円 (+54円)

10/13   3904円 (+43円)

10/12   3861円 (+98円)

10/11   3763円 (+21円)

10/10   3742円 (-54円)

10/06   3796円 (+70円)

10/05   3726円 (+17円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,847円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1279.50ドル、パラジウムは958.85ドル、為替は1$113円01銭前後の値動きで推移しております。

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