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【金相場】11日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を午後に控えて警戒感が広がる中、利益確定の売りや持ち高調整の売りなどが出て、4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1288.90ドル(-4.90ドル)と、マイナス圏に沈下して取引きを終了。この日の金相場は、9月に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の公表を控えて様子見姿勢が広がり、利益確定や持ち高調整を目的とした売りが優勢となり、序盤より小安く推移した。また、スペイン・カタルーニャ自治州の独立は困難との見方が広がり、リスク要因が減少したことで、安全逃避の金買いが縮小した事も材料となった。その後、売りが一巡すると安値を拾われたほか、様子見から下げ一服の展開となった。
清算値確定後に発表されたFOMC議事要旨では、追加利上げのカギとなるインフレ動向に関して意見が依然割れており、想定する「年内あと1回」に強い確信が得られていないことが示されたため、発表後に金は買い戻される展開となり上昇した。
国内の金相場は、引け後の時間外取引きで買い戻されたNY相場高を映して上伸。小売ベースでは1gあたり5,098円(+20円)と、3日続伸し、9月26日相場以来およそ2週間ぶりの高値に回復しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/12 5098円 (+20円)
10/11 5078円 (+8円)
10/10 5070円 (+48円)
10/06 5022円 (-21円)
10/05 5043円 (+11円)
10/04 5032円 (+5円)
10/03 5027円 (-9円)
10/02 5036円 (-36円)
09/29 5072円 (-4円)
09/28 5076円 (-5円)
直近10日間の金相場平均価格:5,055円/g
【パラジウム相場】 11日のNYパラジウム相場は、地政学リスクの後退や、米国株の高値更新、ドル安などが支援材料となり急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス958.95ドル(+25.30ドル)と、3営業日続伸し、中心終値では16年ぶりの高値を記録した9月1日相場(977.10ドル)以来およそ5週間ぶりの高値に戻して取引を終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日までの反動から序盤は利益確定売りに押され小安く推移した。その後、スペインのカタルーニャの独立宣言見送りなどで先行き懸念が後退したことなどから市場がリスクオンに傾斜。米国株が上昇し最高値を更新すると、パラジウムも連られる形で上昇に転じ一気に上げ幅を拡大した。また、ドルがユーロに対して軟調となった事も割安感を与え、取引中では一時962.00ドルまで値を伸ばし一段高での値動きとなった。
この日のプラチナ清算値は3.30ドル安の1トロイオンス933.20ドル(3日ぶりの反落)。10月11日時点でのNY白金と、NYパラジウムの逆鞘は25.75ドル(パラジウム高)と、価格差が拡大した。
国内のパラジウムは、急騰したNY相場高を受けて上げ幅を拡大。小売では1gあたり3,861円(+98円)と、続伸し一段高へ。9月4日に付けた一代高値を上抜いて、2001年2月21日相場以来およそ16年8ヵ月ぶりの高値を記録しました。
パラジウムが価格水準を切り上げていることから、プラチナとパラジウムの価格差が約16年ぶりに逆転。本日のプラチナ相場は1gあたり3,755円となっており、パラジウムとの差額は小売で106円(パラジウム高)となっております。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/12 3861円 (+98円)
10/11 3763円 (+21円)
10/10 3742円 (-54円)
10/06 3796円 (+70円)
10/05 3726円 (+17円)
10/04 3709円 (+32円)
10/03 3677円 (-86円)
10/02 3602円 (+16円)
09/29 3586円 (+6円)
09/28 3580円 (+70円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,753円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:25現在の金相場は1トロイオンス1297.55ドル、パラジウムは961.70ドル、為替は1$112円39銭前後の値動きで推移しております。