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2017年09月25日週末のNY相場を映して、国内貴金属はまちまち↑↓金は3営業日ぶりに反発したほか、パラジウムは1週間ぶりの高値に回復。

【金相場】週末22日のNY金相場は、北朝鮮情勢の緊迫化に伴い安全資産として買い求められ上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1297.50ドル(+2.70ドル)と、プラス圏で取引きを終了。この日の金相場は、北朝鮮外相が水爆実験を実施する可能性について言及し、米朝間の緊張状態が大幅に高まったことから、地政学リスクの増大を警戒して安全逃避的な買いが入り序盤より小高く推移した。また、米長期金利がやや低下したことや、米国株が伸び悩んだことも材料視され堅調な動きとなった。ただ、一部の市場関係者からは「米国による武力行使につながる水爆実験を北朝鮮がただちに実施することは考えにくい」、「米連邦準備制度理事会(FRB)による保有資産縮小(バランスシート正常化)の影響を見極めたい」との声が聞かれており、週末を前にした持ち高調整からも積極的に上値を追う動きには繋がらず、そのまま小幅高で取引きを終えた。

国内の金相場は、週末のNY相場が小幅高に振れた事を映して上昇。小売ベースでは1gあたり5,090円(+7円)と、小幅に値を上げ3営業日ぶりに反発しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

09/25   5090円 (+7円)

09/22   5083円 (-25円)

09/21   5108円 (-10円)

09/20   5118円 (+12円)

09/19   5106円 (-25円)

09/15   5131円 (+24円)

09/14   5107円 (-19円)

09/13   5126円 (+53円)

09/12   5073円 (+6円)

09/11   5067円 (-46円)

直近10日間の金相場平均価格:5,101円/g


【パラジウム相場】週末22日のNYパラジウム相場は、需給バランスの観点や押し目買いから堅調な動きとなり上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス919.85ドル(+8.30ドル)と、3営業日続伸し、18日相場ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安の流れを受けて割安感が意識された事で序盤より買いが先行した。また、需給逼迫感からリースレートの上昇が続くなか、現物価格の堅調な動きに支援されたほか、押し目買いも入り上げ幅を拡大。相場は一時この日の高値922.15ドルまで上昇した。その後は、北朝鮮情勢への警戒感から、米国株が軟調となった事で上値を抑えられるも、堅調地合いを維持し高値圏で取引きを終えた。
この日のプラチナの清算値は932.10ドル(-7.80ドル)と、直近では最長の11営業日続落。一方、需給バランスの観点から今年に入り大幅に価格水準を切り上げたパラジウムは約16年ぶりの高値水準で推移し、NY白金とNYパラジウムの逆鞘(中心終値)は、9月22日時点で12.25ドルとなり、両銘柄の価格差が急接近。そのため、パラジウムに割高感が意識されるも、いよいよ価格の逆転(2001年9月13日以来となる)が起きるか注目される。

国内のパラジウムは、堅調となった週末のNY相場を映して上伸。小売では1gあたり3,693円(+27円)と、 19日相場(約1週間ぶり)の高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

09/25   3693円 (+27円)

09/22   3666円 (±0円)

09/21   3666円 (+21円)

09/20   3645円 (-81円)

09/19   3726円 (+87円)

09/15   3639円 (-60円)

09/14   3699円 (-43円)

09/13   3742円 (+103円)

09/12   3639円 (+27円)

09/11   3612円 (-76円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,673円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1298.75ドル、パラジウムは915.30ドル、為替は1$111円72銭前後の値動きで推移しております。

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