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【金相場】22日のNY金相場は、ジャクソンホール会合待ちで手控えられる中、ドル高による割高感から売りが優り反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1291.00ドル(-5.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日の外国為替市場では未明からドル高・ユーロ安が進み、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたほか、利益確定の売りが出たことも相場を下押しする要因となり軟調となった。ただ、米韓合同軍事演習に伴う北朝鮮情勢の緊迫化などを受け、下値を支えられ下げ幅は限定的だった。また、今週後半には米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される金融シンポジウムを控えており、様子見ムードも広がったため、昼ごろからは小幅な値動きとなった。週末25日には、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁らが講演する予定で、金融政策運営についてどんな見解を示すかなどに注目が集まっている。
国内の金相場は、NY市場では売りが優勢となったものの、為替が円安に振れた事から小幅に値を伸ばし上伸。小売ベースでは1gあたり4,936円(+2円)と、横ばいながらプラス圏で推移し、直近高値圏へ再浮上しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/23 4936円 (+2円)
08/22 4934円 (+14円)
08/21 4820円 (-12円)
08/18 4832円 (-7円)
08/17 4939円 (+13円)
08/16 4926円 (+5円)
08/10 4921円 (+44円)
08/09 4877円 (-10円)
08/08 4887円 (+2円)
08/07 4885円 (-10円)
直近10日間の金相場平均価格:4,916円/g
【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、このところの急進に対する利益確定売りが出やすかったほか、ジャクソンホールでのシンポジウムを控えてドル高に振れたことが重しとなり反落。中心限月の9月限は1トロイオンス932.35ドル(-6.65ドル)と、5営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日に一代高値を更新し、約16年ぶりの高値水準まで高騰していた事から利益確定の売りも出やすく序盤より小安く推移した。また、外国為替市場でドルが対ユーロなどで上げ、ドル建てのパラジウムは相場を圧迫された事も下押し要因となった。その後、米政権に対する先行き不透明感や、北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、値ごろ感から米国株は買われたほか、税制改革に関する協議で大幅な進展が見られたとの報道が好感されたことも影響し、下値は限定的となった。市場では、週後半に予定されるイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長や、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演に注目が集まっている。
国内のパラジウムは、利益確定売りに押されたNY市場を映して、マイナスに転じ反落。小売では1gあたり3,618円(-10円)と、3営業日ぶりに値を下げ、前日に付けたおよそ16年6ヵ月ぶり(2001年2月22日相場以来)の高値から一服しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/23 3618円 (-10円)
08/22 3628円 (+43円)
08/21 3585円 (±0円)
08/18 3585円 (-22円)
08/17 3607円 (+103円)
08/16 3504円 (+5円)
08/10 3499円 (-16円)
08/09 3515円 (+5円)
08/08 3510円 (+33円)
08/07 3477円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,553円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:40現在の金相場は1トロイオンス1285.35ドル、パラジウムは930.55ドル、為替は1$109円70銭前後の値動きで推移しております。