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【金相場】2日のNY金相場は、堅調となった米国株や、米労働市場の力強さを示す統計を受けて売り優勢に反転。中心限月の12月限は1トロイオンス1278.40ドル(-1.00ドル)と、小幅ながら値を下げ、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日は前日におよそ2ヵ月ぶりの高値を付けた反動から、利益確定の売りや、持ち高調整の売りが出やすかったほか、朝方に米株式相場が上げの勢いを強めた場面で、金は相場を圧迫され売りが活発となった。また、米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した7月の全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数は前月比17万8000人増と、市場予想18万5000人増を下回ったが、市場ではまずまず堅調な内容と受け止められたことから金が売られ、相場は一時1270ドルを割り込んだ。ただ、外国為替市場でドルがユーロに対して下落し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことから、徐々に下げ幅を縮小し、下値は限定的となった。
国内の金相場は、利益確定売りに押されたNY相場を映して小反落。小売ベースでは1gあたり4,904円(-4円)と、前日の上げを戻し小幅安に振れました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/03 4904円 (-4円)
08/02 4908円 (+5円)
08/01 4903円 (-9円)
07/31 4912円 (+11円)
07/28 4901円 (-8円)
07/27 4909円 (+15円)
07/26 4894円 (+7円)
07/25 4887円 (+4円)
07/24 4883円 (+1円)
07/21 4882円 (+11円)
直近10日間の金相場平均価格:4,898円/g
【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、ドル安や株高を受けて大台の900ドルを超えた後、利益確定売りが出た事でマイナスサイドに反転。中心限月の9月限は1トロイオンス892.20ドル(-1.20ドル)と、小幅ながら値を落とし、8営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安・ユーロ高を背景に序盤は買いが先行し前日までの堅調地合いを引き継いだ。また、原油相場が需要増を背景に上昇したほか、米国株ではNYダウが史上初めて22000ドルを上回るなど一段高となった事を好感し、パラジウムも上げ幅を拡大。相場は大台の900ドル台にのせて、一時この日の高値903.50ドルまで上昇した。ただ、その後はドルの戻りや、目先の利益を確定する売りが広がり、相場は次第にマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、堅調地合いが継続し一代高値を更新。小売ベースでは1gあたり3,531円(+16円)と、年初来高値を付けた6月13日相場(3,520円)を上抜いて、2015年3月10日相場以来およそ2年5ヵ月ぶりの高値を記録しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/03 3531円 (+17円)
08/02 3515円 (+32円)
08/01 3483円 (-5円)
07/31 3488円 (+11円)
07/28 3477円 (+27円)
07/27 3450円 (+11円)
07/26 3439円 (+48円)
07/25 3391円 (+43円)
07/24 3348円 (-27円)
07/21 3375円 (-48円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,450円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1265.25ドル、パラジウムは894.10ドル、為替は1$110円69銭前後の値動きで推移しております。