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2017年07月26日国内貴金属は値動きがなかったプラチナを除き上昇↑金は4連騰し1ヵ月ぶりの高値となったほか、パラジウムも堅調に推移。

【金相場】25日のNY金相場は、連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から積極的な取引が手控えられるなか、ドル高に押され小幅続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1252.10ドル(-2.20ドル)と、小幅ながら売り優勢で取引きを終了。朝方発表された米国の7月消費者景気信頼感指数が前月から上昇し、市場予想も上回ったことを受けて、外国為替市場ではドルがユーロに対して買い戻されたことから、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ、金には売り圧力がかかった。また、一部企業の好決算や原油相場の上昇を受けて投資家のリスク選好意欲が高まり、欧米株価が上昇したことも圧迫要因となり、金はマイナスサイドに反転した。ただ、翌26日には米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表が予定されているため様子見姿勢も強まり、取引き中盤からは売り買いが交錯する展開となった。今回の会合では、連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の据え置きを決定するのはほぼ確実とみられているが、FOMC声明で資産圧縮の具体的な開始時期に言及するかどうか、また物価動向についてどんな見解を示すかなどに注目が集まっている。

国内の金相場は、小幅に値を落としたNY相場を映すも、為替が円安に傾斜した事からプラスサイドに転じ上伸。小売ベースでは1gあたり4,894円(+7円)と、4営業日続伸し、6月29日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

07/26   4894円 (+7円)

07/25   4887円 (+4円)

07/24   4883円 (+1円)

07/21   4882円 (+11円)

07/20   4871円 (-11円)

07/19   4882円 (+14円)

07/18   4868円 (+26円)

07/14   4842円 (-6円)

07/13   4848円 (-8円)

07/12   4856円 (-7円)

直近10日間の金相場平均価格:4,871円/g


【パラジウム相場】25日のNYパラジウム相場は、この日から始まった連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極める動きが広がるも、良好な内容となった米経済指標や、リスク選好地合いを好感し上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス856.95ドル(+7.90ドル)と、この日も買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、朝方発表された米国の7月消費者景気信頼感指数が、前月値・市場予想を共に上回り良好な内容となった事を好感し序盤より堅調に推移。また、原油高や、欧米株価が上昇するなど、投資家のリスク選好意欲の高まりを受けてパラジウムも買いが活発化し上げ幅を拡大。相場は一時865ドル圏内まで上昇した。その後、買いが一巡すると、26日の連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から様子見が広がったほか、ドル高の進行からやや上値を重くするも、引き続き株高が支えとなり堅調地合いを維持して取引きを終えた。

国内のパラジウムは、堅調な動きとなったNY相場や円安の流れに後押しされ上伸。小売では1gあたり3,439円(+48円)と続伸し、最近の安値から切り返す展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/26   3439円 (+48円)

07/25   3391円 (+43円)

07/24   3348円 (-27円)

07/21   3375円 (-48円)

07/20   3427円 (-27円)

07/19   3450円 (-33円)

07/18   3483円 (+6円)

07/14   3477円 (-16円)

07/13   3332円 (+22円)

07/12   3472円 (+27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,435円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1251.55ドル、パラジウムは861.70ドル、為替は1$111円91銭前後の値動きで推移しております。

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