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【金相場】18日のNY金相場は、ドルが対ユーロで下落したことに伴う割安感などを背景に買いが継続。中心限月の8月限は1トロイオンス1241.90ドル(+8.20ドル)と、3営業日続伸し、中心終値では6月30日相場以来およそ2週間半ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は朝方から堅調に推移。外国為替市場で未明からドル売り・ユーロ買いが先行し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことから、前日同様に買いが旺盛となった。また、トランプ米大統領が公約した医療保険制度改革(オバマケア)代替案をめぐり、またも可決に必要な過半数を与党共和党が確保できないことが前日夜に判明。トランプ政権が掲げる経済政策の実現性に懐疑的な見方が広がったこともリスクオフ要因となり、安全資産としての金買いを後押しする結果となった。
国内の金相場は、およそ2週間ぶりの高値となるなど堅調地合いが継続したNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,882円(+14円)と続伸し、3日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
07/19 4882円 (+14円)
07/18 4868円 (+26円)
07/14 4842円 (-6円)
07/13 4848円 (-8円)
07/12 4856円 (-7円)
07/11 4863円 (+8円)
07/10 4855円 (±0円)
07/07 4855円 (-14円)
07/06 4869円 (+4円)
07/05 4865円 (-1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,860円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、ドル安を背景に一時買われるも、投資家心理の後退から次第に売り優勢に反転し小幅安。中心限月の9月限は1トロイオンス864.40ドル(-1.15ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日同様にドル安に伴う割安感が意識され序盤は買いが先行。原油高や他貴金属の上昇も好感し、相場は一時868ドル超まで上げ幅を拡大した。ただ、トランプ米大統領が公約した医療保険制度改革(オバマケア)代替案をめぐり、米共和党上院が採決を断念した事が前日夜に判明。ヘルスケア法案での挫折に続き、法人減税などトランプ米政権が掲げる経済政策を前進させることは難しくなるのではとの見方から、株安などリスク回避が進む中、パラジウムも売りに反転し次第にマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、3営業日ぶりにマイナス圏に反転したNY相場を映して反落。小売では1gあたり3,450円(-33円)と、値を下げマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/19 3450円 (-33円)
07/18 3483円 (+6円)
07/14 3477円 (-16円)
07/13 3332円 (+22円)
07/12 3472円 (+27円)
07/11 3445円 (+16円)
07/10 3429円 (+65円)
07/07 3364円 (-38円)
07/06 3402円 (-37円)
07/05 3439円 (+10円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,445円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1243.65ドル、パラジウムは864.70ドル、為替は1$112円05銭前後の値動きで推移しております。