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2017年07月18日国内貴金属は軒並み上昇↑金はおよそ2週間ぶりの高値に戻し、パラジウムも小反発。

【金相場】週明け17日のNY金相場は、冴えない内容となった米経済指標を背景にドル安が進行し買いが継続。中心限月の8月限は1トロイオンス1233.70ドル(+6.20ドル)と、買いが優勢となり続伸して取引きを終了。この日の金相場は、買いが優った前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より小高く推移した。また、ニューヨーク連銀が発表した7月の製造業景況指数が市場予想を大きく下回った事から、外為市場ではドルがユーロなどに対して軟化。ドル建の金商品は割安感が意識されたほか、市場ではイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による先週の議会証言がややハト派的な発言と受け止められており、「年内あと1回」の利上げに懐疑的な見方が広がっていることから、この日も金市場への資金流入が続くとみた買いが入りやすかった。

連休明けの国内金相場は、堅調となった前週末や週明けのNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,868円(+26円)と、4営業日ぶりに反発し、6日相場以来およそ2週間ぶりの高値に回復しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

07/18   4868円 (+26円)

07/14   4842円 (-6円)

07/13   4848円 (-8円)

07/12   4856円 (-7円)

07/11   4863円 (+8円)

07/10   4855円 (±0円)

07/07   4855円 (-14円)

07/06   4869円 (+4円)

07/05   4865円 (-1円)

07/04   4866円 (-19円)

直近10日間の金相場平均価格:4,859円/g


【パラジウム相場】週明け17日のNYパラジウム相場は、ドル安の進行や堅調となった他貴金属の値動きを眺めて買い地合いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス865.55ドル(+8.80ドル)と続伸し、中心終値では直近高値を記録した6月22日相場以来およそ4週間ぶり高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安を背景に序盤より買いが入り堅調に推移した。また、発表された米経済指標が低調な内容となった事を受けて、ドル安が一段と進行。米連邦準備理事会(FRB)が追加利上げを急がないとの見方が強まったほか、金・プラチナなど他貴金属の上昇も追い風となり、上げ幅を拡大する展開となった。

連休明けの国内パラジウムは、およそ4週間ぶりの高値となったNY相場高を映して小幅反発。小売では1gあたり3,483円(+6円)と、小動きながらプラス圏で推移し反発しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/18   3483円 (+6円)

07/14   3477円 (-16円)

07/13   3332円 (+22円)

07/12   3472円 (+27円)

07/11   3445円 (+16円)

07/10   3429円 (+65円)

07/07   3364円 (-38円)

07/06   3402円 (-37円)

07/05   3439円 (+10円)

07/04   3429円 (+44円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,443円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1239.55ドル、パラジウムは868.20ドル、為替は1$112円15銭前後の値動きで推移しております。

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