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2017年07月14日国内金相場は小幅安の展開が続き3日続落↓また、パラジウムも5営業日ぶりに値を下げ上値追いが一服↓

【金相場】13日のNY金相場は、欧米株式相場の上昇を受けて投資家心理が強気に傾いたほか、外為市場ではドル買いが進んだ事から売り優勢に反転しマイナス圏へ。中心限月の8月限は1トロイオンス1217.30ドル(-1.80ドル)と、小幅ながら3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。イエレンFRB議長が前日、下院金融サービス委員会で金融政策に関する半期に一度の議会証言を行い、「今後数年、緩やかな利上げが適切」との認識を表明。市場では想定していたよりも利上げにやや消極的な発言と受け止められたことから、金は時間外取引きの早朝では買いが入り堅調に推移した。しかし、発表された米国の週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、6月生産者物価指数が予想を上振れたことが好感され、米国株が堅調に推移。外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進み、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたことから、前日終値を挟んでのもみ合いとなった。

国内の金相場は、3営業日ぶりに値を落としたNY相場を映して、小幅安の展開が継続。小売ベースでは1gあたり4,842円(-6円)と、3営業日続落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

07/14   4842円 (-6円)

07/13   4848円 (-8円)

07/12   4856円 (-7円)

07/11   4863円 (+8円)

07/10   4855円 (±0円)

07/07   4855円 (-14円)

07/06   4869円 (+4円)

07/05   4865円 (-1円)

07/04   4866円 (-19円)

07/03   4885円 (-2円)

直近10日間の金相場平均価格:4,860円/g


【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、時間外取引きの早朝で上げ幅を広げるも、ドル高や利益確定売りに押されマイナス圏へ沈下。中心限月の9月限は1トロイオンス854.75ドル(-6.80ドル)と、4営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安の流れや、前日に行われたイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の利上げに対する慎重姿勢を示す内容となった議会証言を受けて、時間外取引きでの早朝では買いの勢いが強まり、一時870ドル超まで上げ幅を拡大していた。その後、発表された米経済指標が良好な内容となった事から、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感に圧迫されたほか、このところの連騰を受けて一部で利益確定の売りも出た事から、相場は次第にマイナス圏に反転する展開となった。

国内のパラジウムは、ドル高や利益確定売りに押されたNY相場を映して、マイナス圏に反転。小売では1gあたり3,477円(-16円)と、5営業日ぶりに値を下げ、連騰が一服する展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/14   3477円 (-16円)

07/13   3332円 (+22円)

07/12   3472円 (+27円)

07/11   3445円 (+16円)

07/10   3429円 (+65円)

07/07   3364円 (-38円)

07/06   3402円 (-37円)

07/05   3439円 (+10円)

07/04   3429円 (+44円)

07/03   3385円 (-22円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,434円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1218.60ドル、パラジウムは858.95ドル、為替は1$113円45銭前後の値動きで推移しております。

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