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【金相場】週末7日のNY金相場は、堅調な米雇用統計などを受けてドル高の進行に圧迫され売り優勢の展開に。中心限月の8月限は1トロイオンス1209.70ドル(-13.60ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。米労働省が朝方発表した6月の雇用統計では前月値・市場予想を共に上回る堅調な内容となった。これを受けて、外国為替市場ではユーロに対してドル高が進行。ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたほか、株高が進んだ事も材料視され相場を圧迫された。また、今回の雇用統計が米連邦準備制度理事会(FRB)が想定する「年内あと1回」の利上げを後押しする内容との見方も広がったため、金利を生まない資産である金には下押し圧力が掛かり、この日は3営業日ぶりにマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、週末のNY相場安を受けて売りに押されるも、為替が円安・ドル高に振れた事から下げを戻し横ばい。小売ベースでは1gあたり4,855円(±0円)と、前営業日比変わらずの値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
07/10 4855円 (±0円)
07/07 4855円 (-14円)
07/06 4869円 (+4円)
07/05 4865円 (-1円)
07/04 4866円 (-19円)
07/03 4885円 (-2円)
06/30 4887円 (-25円)
06/29 4912円 (+6円)
06/28 4821円 (+32円)
06/27 4875円 (-26円)
直近10日間の金相場平均価格:4,878円/g
【パラジウム相場】週末7日のNYパラジウム相場は、為替動向や、株価の値動きを眺めて売り買いが交錯。中心限月の9月限は1トロイオンス831.25ドル(-0.95ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら3営業日続落して取引きを終了。この日発表された6月の米雇用統計が前月比+22.2万人と、市場予想を上回る結果となり外為市場ではドル高が進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に、割高感に圧迫され売りが先行した。その後、米国株の上昇に伴う追随買いや、安値拾いにも支えられ下げが一服。売り過剰感が意識された事もあって、引けにかけて買い戻しが強まり下値は限定的となった。
国内のパラジウムは、週末のNY相場では小幅ながら値を落としたものの、円安の進行を受けて堅調に推移し大幅上昇。小売では1gあたり3,429円(+65円)と、軟調地合いから持ち直し、3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/10 3429円 (+65円)
07/07 3364円 (-38円)
07/06 3402円 (-37円)
07/05 3439円 (+10円)
07/04 3429円 (+44円)
07/03 3385円 (-22円)
06/30 3407円 (-16円)
06/29 3423円 (±0円)
06/28 3423円 (-33円)
06/27 3456円 (+54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,416円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1215.65ドル、パラジウムは836.90ドル、為替は1$114円18銭前後の値動きで推移しております。