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【金相場】休日明け5日のNY金相場は、FOMC議事要旨を控え様子見ムードが広がる中、安値拾いの買いや、北朝鮮リスクの高まりが材料視され上昇。中心限月の8月限は1トロイオンス1221.70ドル(+2.50ドル)と、4営業日ぶりに反発し、買い優勢で取引きを終了。北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表したことから、市場では北朝鮮リスクが再燃。有事の金買いや、ショートカバー、安値拾いの買いなどが入って、この日は序盤より小高く推移した。その後、売り買いが交錯するも、米株相場が下げ幅を広げる場面では、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、安全資産としての金買いも入り、この日はプラス圏で取引きを終えた。引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、資産圧縮の公表時期をめぐってFOMCメンバーの間で意見が割れていることなどが判明。発表直後は売り買いが交錯したが、さほどタカ派的な内容でなかったことから、金には追随買いも入り、相場は時間外取引きで一段高となった。
国内の金相場は、祝日明けのNy相場がプラスに転じた事を映して小幅上昇。小売ベースでは1gあたり4,869円(+4円)と、小幅ながら値を上げ5営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
07/06 4869円 (+4円)
07/05 4865円 (-1円)
07/04 4866円 (-19円)
07/03 4885円 (-2円)
06/30 4887円 (-25円)
06/29 4912円 (+6円)
06/28 4821円 (+32円)
06/27 4875円 (-26円)
06/26 4901円 (+16円)
06/23 4885円 (+5円)
直近10日間の金相場平均価格:4,885円/g
【パラジウム相場】休日明け5日のNYパラジウム相場は、北朝鮮問題や原油安、株安が意識され売り優勢に反転。中心限月の9月限は1トロイオンス834.40ドル(-8.00ドル)と反落し、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った休日前の値動きを引き継ぎ、序盤は買いが先行した。一方、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと表明し、米国など国際社会の反発で地政学リスクが高まるとの思惑が浮上。リスク回避姿勢の強まりから、米国株の下げが広がったほか、原油安も意識されパラジウムも売りに反転する展開となった。
国内のパラジウムは、売りに押された休日明けのNY相場を映して反落。小売では1gあたり3,402円(-37円)と、3営業日ぶりにマイナス圏へ反転しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/06 3402円 (-37円)
07/05 3439円 (+10円)
07/04 3429円 (+44円)
07/03 3385円 (-22円)
06/30 3407円 (-16円)
06/29 3423円 (±0円)
06/28 3423円 (-33円)
06/27 3456円 (+54円)
06/26 3402円 (-108円)
06/23 3510円 (+11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,428円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1228.55ドル、パラジウムは841.70ドル、為替は1$113円07銭前後の値動きで推移しております。