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2017年06月21日金相場はマイナス圏で推移し続落した一方、パラジウムはNY相場高を映して直近高値圏へ再浮上↑

【金相場】20日のNY金相場は、外国為替市場でドル高・ユーロ安が進み、割高感から売り押される展開に。中心限月の8月限は1トロイオンス1243.50ドル(-3.20ドル)とマイナス圏で推移し、続落して取引きを終了。ニューヨーク連銀のダドリー総裁が19日、労働市場の改善による賃金上昇を背景に足元は低水準にあるインフレ率も今後は加速するとの見通しを示した。また、ボストン連銀のローゼングレン総裁が早朝、米国内外の低金利政策が金融の安定を脅かす恐れがあると警告するなど、米連邦準備制度理事会(FRB)高官が相次ぎタカ派的な発言をする一方、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)のカーニー総裁がハト派的な発言をしたことから、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたことから、金相場はマイナス圏に沈下した。

国内の金相場は、海外相場がマイナス圏で推移した事を映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,863円(-12円)と、マイナス圏で推移し続落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

06/21   4863円 (-12円)

06/20   4875円 (-14円)

06/19   4889円 (±0円)

06/16   4889円 (+29円)

06/15   4860円 (-33円)

06/14   4893円 (+15円)

06/13   4878円 (-23円)

06/12   4901円 (-21円)

06/09   4922円 (-21円)

06/08   4943円 (-9円)

直近10日間の金相場平均価格:4,891円/g


【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、ドル高に押されるも、前日相場の反動買いや、テクニカル要因から買いが優勢となり反発。中心限月の9月限は1トロイオンス867.15ドル(+11.55ドル)と、前日の下げを戻し、再度年初来高値を更新して取引きを終了。中心終値では2014年9月8日相場(886.15ドル)以来およそ2年9ヶ月ぶりの高値。この日のパラジウムは、利益確定売りに押された前日相場の反動から、序盤より買い戻しが先行し堅調に推移した。一方、外為市場ではドル買い・ユーロ安が進み金やプラチナが軟化する中、パラジウムも割高感から一時押される場面もあったが、米国の景気改善観測や、需給バランス、テクニカル要因から買いが旺盛となり、再度一代高値を更新し取引きを終えた。

国内のパラジウムは、年初来高値を再度更新するなど堅調となったNY相場を映して上伸。小売では1gあたり3,466円(+32円)と、上げ幅を拡大し、直近高値を記録した13日相場圏内へ再浮上する展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

06/21   3466円 (+32円)

06/20   3434円 (+5円)

06/19   3429円 (±0円)

06/16   3429円 (+65円)

06/15   3364円 (-81円)

06/14   3445円 (-75円)

06/13   3520円 (+16円)

06/12   3504円 (+124円)

06/09   3380円 (+92円)

06/08   3288円 (-60円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,426円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1247.90ドル、パラジウムは869.45ドル、為替は1$111円30銭前後の値動きで推移しております。

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